MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

MLBは21日から投手登録13人に制限 大谷翔平(二刀流)のメリット

 

エンゼルス大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、敵地・マリナーズ戦に「3番・指名打者」で先発出場したが、4打数ノーヒットで、3試合連、14打席連続ノーヒット状態が続いている。

 

 

大谷翔平NEWS

 

大谷は14打席連続無安打

大谷は今季7勝のローガン・ギルバートと対戦した。初回2死からの第1打席は中飛に倒れ、トラウトの2ラン本塁打で2点を先制した4回無死の第2打席は、アベック本塁打を期待したが当てただけの中直だった。

 

6回2死一塁の第3打席は左飛に倒れ、救援投手ムニョスと対した8回1死一塁の第4打席は空振り三振を喫した。

 

これで16日(同17日)の敵地マリナーズ戦の第4打席から14打席連続無安打となった。

 

ただし、14打席の中にはホームラン性の大飛球もあり、あまり心配しなくてもいいだろう。

 

今季は打率.250、本塁打13、打点37、盗塁7、出塁率.322、長打率.461、OPS.783。

 

マリナーズ戦に強い主砲の3連発で3連勝

 

それより大谷が打たなくてもマイク・トラウト外野手が3試合連続本塁打でチームの勝利に貢献している。どの本塁打インパクトのある一撃だった。

 

これでトラウトの対マリナーズ戦は通算52本塁打となり、ラファエル・パルメイロが持つ対マリナーズの最多記録に並んだ。

 

投手陣の奮闘が目立った3連勝

3連勝のエンゼルスは今季初先発の左腕ケニー・ローゼンバーグが5回途中まで無失点の抑えたのが大きかった。

 

昨日のダブルヘッダーGAME1はパトリック・サンドバルがチェンジアップを武器に6回1失点の好投。サンドバルはチームトップの11試合の先発で防御率2.70。

 

ただし、クォリティスタート率は54.5%で、良い時と悪い日が交互にくるのが難点だろう。安定感を増していきたいところだ。

 

GAME2は左腕ホセ・スアレスが危なかったが、5回途中からリリーフしたジミー・ハーゲットが好リリーフ。変則右腕が3.2イニングを被安打1、無失点に抑えたのが勝利につながった。3対0の珍しい完封リレーだった。

 

そして、この日はローゼンバーグが投げる「ブルペンデー」のような感じで、5人のリリーバーをつぎ込んだ。

 

ループ、テペラ、イグレシアスという防御率4点台の必勝リレー(笑)だった。

 

大谷翔平ファンには物足りないマリナーズ戦だったが、テイラー・ウォードが久々の3安打。チームは投手陣の頑張りでなんとか勝てた。

 

MLB21日から投手登録13人に制限

MLB20日(日本時間21日)から、投手登録の人数を13人に制限するルールを開始するようだが、エンゼルスだけは、大谷を「ツーウエープレーヤー(二刀流選手)」として登録できるため、投手を実質14人抱えることができ、制限の影響を受けずにすむ。

 

大谷の二刀流としてのメリットだろう。明日からのロイヤルズ戦にも期待したい。

 

▼ホンモノと偽物?似ている二人(笑)