エンゼルスの大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、敵地・マリナーズ戦に「3番・指名打者」で先発出場したが、4打数ノーヒットで、3試合連、14打席連続ノーヒット状態が続いている。
大谷翔平NEWS
大谷は14打席連続無安打
大谷は今季7勝のローガン・ギルバートと対戦した。初回2死からの第1打席は中飛に倒れ、トラウトの2ラン本塁打で2点を先制した4回無死の第2打席は、アベック本塁打を期待したが当てただけの中直だった。
6回2死一塁の第3打席は左飛に倒れ、救援投手ムニョスと対した8回1死一塁の第4打席は空振り三振を喫した。
これで16日(同17日)の敵地マリナーズ戦の第4打席から14打席連続無安打となった。
ただし、14打席の中にはホームラン性の大飛球もあり、あまり心配しなくてもいいだろう。
今季は打率.250、本塁打13、打点37、盗塁7、出塁率.322、長打率.461、OPS.783。
マリナーズ戦に強い主砲の3連発で3連勝
それより大谷が打たなくてもマイク・トラウト外野手が3試合連続本塁打でチームの勝利に貢献している。どの本塁打もインパクトのある一撃だった。
これでトラウトの対マリナーズ戦は通算52本塁打となり、ラファエル・パルメイロが持つ対マリナーズの最多記録に並んだ。
投手陣の奮闘が目立った3連勝
3連勝のエンゼルスは今季初先発の左腕ケニー・ローゼンバーグが5回途中まで無失点の抑えたのが大きかった。
昨日のダブルヘッダーGAME1はパトリック・サンドバルがチェンジアップを武器に6回1失点の好投。サンドバルはチームトップの11試合の先発で防御率2.70。
ただし、クォリティスタート率は54.5%で、良い時と悪い日が交互にくるのが難点だろう。安定感を増していきたいところだ。
GAME2は左腕ホセ・スアレスが危なかったが、5回途中からリリーフしたジミー・ハーゲットが好リリーフ。変則右腕が3.2イニングを被安打1、無失点に抑えたのが勝利につながった。3対0の珍しい完封リレーだった。
そして、この日はローゼンバーグが投げる「ブルペンデー」のような感じで、5人のリリーバーをつぎ込んだ。
ループ、テペラ、イグレシアスという防御率4点台の必勝リレー(笑)だった。
大谷翔平ファンには物足りないマリナーズ戦だったが、テイラー・ウォードが久々の3安打。チームは投手陣の頑張りでなんとか勝てた。
MLB21日から投手登録13人に制限
MLBは20日(日本時間21日)から、投手登録の人数を13人に制限するルールを開始するようだが、エンゼルスだけは、大谷を「ツーウエープレーヤー(二刀流選手)」として登録できるため、投手を実質14人抱えることができ、制限の影響を受けずにすむ。
大谷の二刀流としてのメリットだろう。明日からのロイヤルズ戦にも期待したい。
▼ホンモノと偽物?似ている二人(笑)
They're back!! ⚡ @Angels | #GoHalos | @EricaLWeston pic.twitter.com/X10exdCVpe
— Bally Sports West (@BallySportWest) June 19, 2022