再建期にもかかわらず若い戦力が台頭し、昨年に引き続き今季も地区制覇目前のアトランタ・ブレーブス。
その若手の代表格で昨季ナ・リーグ新人王に輝いたロナルド・アクーニャJr.が、メジャー2年目にして40号本塁打を放ち、37盗塁をマーク。史上11人目(13度目)となる「40-30」を達成した。
21歳以下で40本塁打に到達したのはブレーブスでは1929年のメル・オットー、1953年のエディ・マシューズに続いて3人目。史上最年少での「40-30」達成となった。
アクーニャJr.ベネズエラ出身。17年にはベースボール・アメリカのマイナーリーグ年間最優秀選手賞に選出された。18年4月25日にデビュー。
3試合連続先頭打者本塁打や5試合連続本塁打というインパクトのある記録を作った。先頭打者弾のほうは、96年のブレディ・アンダーソン(オリオールズ)以来史上2人目の快挙。5試合連続本塁打は、20歳239日でメジャー史上最年少。ブレーブスの球団記録でも06年のブライアン・マッキャン捕手(現アストロズ)の連続本塁打記録だった。
メジャーリーグ・ベースボール選手会(MLBPA)が与える賞で、選手間投票によって、その年に傑出したプレイヤーに贈られる賞「Players Choice Awards」でもナ・リーグのルーキー部門で受賞している。
「40-40」への期待も高まる
打率.279、打点99、出塁率.363、長打率.513、OPS.876、rWAR5.2。2年目のジンクスは彼には無いようだ。残り8試合で3盗塁を決めれば40本塁打、40盗塁で史上5人目となる「40-40」を達成する。
★「40-40」を達成した選手
- 1998年 アレックス・ロドリゲス(23) 42本塁打46盗塁
- 2006年 アルフォンソ・ソリアーノ(30) 46本塁打41盗塁
( )は達成時の年齢