6月11日に右足のアキレス腱の手術から復帰したオリオールズのクローザー、ザック・ブリットン。
そのブリットンは、今季終了後にフリーエージェントになることから、7月末のノン・ウェーバー・トレード期限前にトレードが確実視されているリリーバーだ。
フラッグディール・トレード情報
ア・リーグ記録となる60試合連続セーブ成功という記録を持つ左腕は、手術からリハビリを経て復帰後、16試合で防御率3.45、4セーブ、13奪三振だが、7月に入ってからの7試合は無失点を続けており、3セーブで被打率.143、WHIP0.86とバウンスバックしている。
勝負のかかった8月から9月、ポストシーズンに備えての補強で、試合の終盤に不安を抱える複数球団が注目している。
ESPNのジェリー・クラスニック氏によればアストロズとカブスがオリオールズが要求する条件に近い選手を差し出す意向で、他に名前の挙がっているレッドソックスや関心を示していると報じられているヤンキース、フィリーズをリードしているという。
#Dodgers and #Braves don’t appear quite as engaged on Zach Britton as some other clubs. LA has luxury tax issues, as @Ken_Rosenthal has mentioned, and Atlanta is hesitant to dig too deep into the farm for a rental.
— Jerry Crasnick (@jcrasnick) 2018年7月22日
同じく関心を示しているというドジャースは、ぜいたく税のリミットがあり、ブレーブスはオリオールズの要求を満たすようなプロスペクトの質や数を用意できないことから争奪戦から後退している模様。
ザック・ブリットン争奪戦は最後まで予断を許さない状況というのが大方の観測だ。
この夏のトレードで「売り手」となったオリオールズには、既にマニー・マチャドをトレードに出しているが、ほかにもブラッド・ブラック、ジョナサン・スクープやベテランのアダム・ジョーンズらの名前が挙がっている。