MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

マニー・マチャドは10月にどのチームのユニフォームを着ているのか!?

 

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 オリオールズは17年-18年のシーズンオフに、戦力を維持してもう一度プレイオフ進出を狙うことを選択した。

 

しかし、スタントンが電撃移籍したヤンキースと安定した投手力に大砲のJ.Dマルティネスを加えたレッドソックスが2強を形成し、付け入る隙もなくオリオールズは21勝51敗の最下位に沈んでいる。

 

 当然、オリオールズは、この夏に選択を迫られることになる。マニー・マチャド、ザック・ブリトン、ブラッド・ブラック、そしてベテランのアダム・ジョーンズ。主力たちが2018年シーズン終了後にフリーエージェント(FA)になる。

 

 その中でも最も注目がマニー・マチャドだろう。ここまで、71試合に出場して打率.304、18本塁打、53打点、出塁率.371、OPS.925。本塁打でリーグ5位タイ。打点で3位。OPSで8位。遊撃手としては、本塁打数、長打率OPSでトップの数字を残している。

 

 すでに水面下で交渉が始まっているが、もっともフィットするのはダイヤモンドバックという噂がある。

 

 Dバックスは現在地区首位。ただ、4位までが4ゲーム差という混戦状態。チームの打撃成績はボールがよく飛ぶ本塁打部門を除いては、アベレージで30球団中30位と低迷。攻撃力を必要としている。

 

 一方、売り手のオリオールズはファーム層が薄く、プロスペクトが欲しい。このため、DバックスのNO.1プロスペクトのジョン・ダップランティアー投手プラスアルファが交換要員になることが予想される。

 

 他には、フィリーズカブス、ダンズビー・スワンソンが成長しているとはいえブレーブスあたりも候補になるかもしれない。ドジャースはコーリー・シーガーが今期と来期も戦力にならないが、ぜいたく税との絡みもあり可能性は低いと見たい。

 

 

 一般論になるが今シーズン限りでになるFA有力選手には、3つの選択肢が考えられる。

 

①今後もチームの核としてシーズン序盤から契約延長交渉をする

②夏のトレード期限前に複数プロスペクトと交換する

③シーズン終了後、クオリファイングオファーを提示する

 

 

あくまでも好成績を残した選手の話だが、この3パターンが考えられる。

 

①は資金力のないスモールマーケットの球団にとっては厳しい選択だろう。

 

②は選手の契約内容が問題になる。有力選手には、例えば20球団へのトレード拒否権などの「ノートレード条項」を代理人が盛り込んでいるケースが多いからだ。

 

③クオリファイングオファーは、昨年9人の選手が提示された。余談だが、2017-18シーズンオフは、年俸の上位125名の平均額である1年1740万ドルに設定された。

 

ジェイク・アリエッタ(先発投手・カブス

ウェイド・デービス(リリーフ投手・カブス

マイク・ムスターカス(三塁手・ロイヤルズ)

ロレンゾ・ケイン(外野手:ロイヤルズ)

エリック・ホズマー(一塁手・ロイヤルズ)

アレックス・カッブ(先発投手・レイズ)

ランス・リン(先発投手・カージナルス

グレッグ・ホランド(リリーフ投手・ロッキーズ

カルロス・サンタナ一塁手・インディアンス)

 

 

さて、マチャドとオリオールズがどのパターンを選択するか、彼の加入は後半戦にインパクトを与えるだけに注目だ。