フラッグ・ディール・トレード
オリオールズは17年-18年のシーズンオフに、戦力を維持してもう一度プレイオフ進出を狙うことを選択した。
しかし、スタントンが電撃加入したヤンキースと安定した投手力に大砲のJ.Dマルティネスを加えたレッドソックスが2強を形成し、付け入る隙もなくオリオールズは地区最下位に沈んでいる。
当然、オリオールズは、この夏に選択を迫られることになる。マニー・マチャド、ザック・ブリトン、ブラッド・ブラック、そしてベテランのアダム・ジョーンズ。主力たちが2018年シーズン終了後にフリーエージェント(FA)になる。
その中でも最も注目がマニー・マチャドだろう。ここまで、87試合に出場して打率.310、21本塁打、60打点、出塁率.380、OPS.936。本塁打でリーグ8位タイ。打点で6位。OPSで7位。遊撃手としては、本塁打数、打点でトップの数字を残している。
7月31日のウェーバー公示なしのトレード期限よりも早期に決まる可能性もあり、マチャドの場合は、 6月上旬から、すでに水面下で交渉が始まっていた。
それでは、どこのユニフォームを着るのだろうか? フィットするのはダイヤモンドバックという説があった。
Dバックスは現在地区首位。ただ、4位までが4.5ゲーム差という混戦状態。チームの打撃成績は、アベレージで30球団中29位、OPS24位、得点19位、本塁打数20位と攻撃力不足を露呈している。
一方、売り手のオリオールズはファーム層が薄く、プロスペクトが欲しい。このため、DバックスのNO.1プロスペクトのジョン・ダップランティアー投手プラスアルファが交換要員になることが予想される。
他には、ドジャース、パドレス、フィリーズ、ブレーブス、インディアンス、カブスの7球団による争奪戦になっているという。
ドジャースはコーリー・シーガーが、右肘の手術で今季と来季も戦力にならないため、遊撃手はニーズ。すんなりライバル球団のDバックスにインパクトのある選手を引き抜かれたくないだろう。
ダンズビー・スワンソン遊撃手が成長しているとはいえブレーブスあたりも候補になるかもしれない。
さらに、ここへ来てレッドソックスやヤンキースもマチャド獲得へ興味を示しているとの報道もある。