MLB メジャーリーグ物語

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MLB 今オフにFAになる主な選手のポジション別一覧《中堅手編》

2018年~19年シーズンオフのフリーエージェント(FA)市場は、ブライス・ハーパー外野手とマニー・マチャド内野手が注目選手。

 

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そして、もう一人、ドジャースクレイトン・カーショーが契約をオプトアウトしてFAを選択する可能性もあり、もし、そうなれば、彼も話題を集めることになる。

 

そんなFA市場のポジション別注目選手をピックアップ。今回は外野のセンターを紹介したい。

 

このポジションは、たとえば夏にダイヤモンドバックスに移籍したジョン・ジェイのようにセンターとライトを兼任している選手も多いが、とりあえず注目の選手は下記の選手たちだ。

 

 

中堅手

 

レオニス・マーティン(インディアンス)

A.J.ポロックダイヤモンドバックス) ※1

アダム・ジョーンズ(オリオールズ) ※2

ラジャイ・デービス(インディアンス)

オースティン・ジャクソン(メッツ)

デナード・スパン(マリナーズ) 

 

 

※1 この中で注目はダイヤモンドバックスのA.J.ポロック。2009年 ドラフト1巡ピック(全体17位)の選手で、31歳で迎える来季もチームの構想の中にいる選手だろう。

 

ダイビングキャッチを試みた際に右肘を負傷(2011年)、2016年にもキャンプ中にスライディングで右肘を負傷し、ほぼ全休。

 

ハッスルプレイのため故障離脱が多いのが残念だが、複数年で1年775万ドルは確実にアップするだろう。

 

※2 メジャーキャリア13年のうち11年間をオリオールズで過ごしたアダム・ジョーンズ。個人的には地味なイメージの選手だが、オリオールズがザック・ブリットン、ブラッド・ブラックらのリリーフ投手をファイヤーセールしたことにより、彼がチームのトップ評価になってしまった。

 

7月末のトレード期限の時には、右打ちの外野手を探していたフィリーズとの間でトレードが合意に達したものの、ジョーンズが10&5 (メジャー・サービスタイム10年以上で、なおかつ直近の5年間同一チームに所属)による全球団へのトレード拒否権を行使したため破談となった。

 

外野手だけでなく指名打者としても出場できる可能性のあるア・リーグの球団への移籍であれば検討する様子だという事も伝えられたが実現しなかった。

 

ジョーンズがボルティモア残留を選んだのは家族、友人、ファン、自身の行うチャリティなどが大きな理由らしいが、フィリーズの選手起用も気に入らなかったようだ。

 

今季の成績は、145試合で打率.281、出塁率.313、長打率.419、OPS.732。本塁打15、打点63、盗塁7。守備防御店DRSは-18と低く、UZR/150も-14.8、WAR0.5と主なセンターとしては最低クラスだ。(FAN GRAPHS参考)

 

本人はオリオールズとの再契約を望んでいるという事だが、今季の年俸はベースサラリー1700万ドルとサインボーナスが付いて1733万ドルと高く、来年8月に34歳になることから、再契約出来たとしても抑えられた内容になるものと思われる。