ロイヤルズとナショナルズの複数トレードが成立した。ナショナルズはロイヤルズからマイナー3選手との交換でクローザー、ケルビン・ヘレーラを獲得した。
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メジャーリーグの大物記者ジョン・ヘイマン氏が「Top 40 MLB trade candidates」というタイトルで、この夏のトレード候補選手たちを紹介しているが、ヘレーラは5位にランク付けしている。
ヘレーラは、ロイヤルズで6年連続50試合以上登板。そのうち、4回は70試合以上に登板している。18年シーズンまでのKCでの7年間で415試合に登板して防御率2.86と安定した数字を残している。
今季もクローザーとして14セーブ、防御率1.05をマーク。最速102.8マイル(約165.4キロ)のフォーシームを投げ込む速球派のリリーバーだ。オールスターゲームにも15年と16年の2度選出されている。
ナショナルズがロイヤルズに交換要員として差し出すのは、MLBプロスペクトランキングでナショナルズの10位ケルビン・グティエレス内野手、同11位のブレイク・パーキンス外野手、右腕のヨハンセ・モレル投手の3選手。
今季、ここまでア・リーグ中部地区で22勝51敗(勝率.301)で地区最下位、この夏のトレード期限前の「売り手」球団になったロイヤルズが、ナ・リーグで毎年プレイオフに進出するもののワールドシリーズまで勝ち上がれないナショナルズとのトレードが成立したことになる。
先発投手は防御率でMLB30球団中2位、これに対してブルペンは同10位と、この数年、クローザーを中心としたブルペン陣の補強が懸案事項だったナショナルズが早々とこの夏の補強に着手したことになる。