トレードデッドライン前の動きが表面化してきた。
フラッグディール・トレード情報
パドレスがブルペンを補強
60試合制の短縮シーズンで、ここまで20勝14敗と好位置につけているパドレス。
2006年の地区優勝以来、マリナーズほどではないが、ポストシーズンから遠ざかっている。
そのパドレスが、補強ニーズだったブルペンの強化にロイヤルズから救援右腕のトレバー・ローゼンタールを獲得した。
ロイヤルズへはプロスペクト外野手のエドワード・オリバレスと後日指名選手がトレードされる予定。
ローゼンタールは、ご存じの方も多いと思うがカージナルスのクローザーを務めた投手。
2014年に粗削りながらも45セーブ。15年には前年45だった与四死球を25まで減らし制球力が安定。68試合に登板し、2年連続でリーグ2位の48セーブ、防御率2.10をマーク。夏にはオールスターゲームにも初選出されている。
ただ、17年8月17日に右肘の故障で10日間の故障者リストに入り、その後トミー・ジョン手術を受け、カージナルスはローゼンタールを自由契約にしている。
トミー・ジョン手術を受けた選手の多くがそうであるように、完全復活までは数年を要する。
今季のローゼンタールは14試合に登板して7セーブ、防御率3.29をマーク。かつての球威がよみがえり、奪三振率は13.83の高水準となっている。シーズン終了後にフリーエージェント(FA)になる。
What they got, what they gave up, what's next?
— AJ Cassavell (@AJCassavell) August 29, 2020
Updated story on the Padres' acquisition of a closer named Trevor:https://t.co/rtnvbbTRQW
ロイヤルズへ移籍するオリバレスは、今年7月にメジャーデビューを果たした24歳の外野手。BP20位、MLB23位にランクインしているプロスペクトだ。18年、ブルージェイズ傘下のマイナー時代にもMLB全体で18位に入っていた。
パドレスの番記者A.Jカッサーベルは「SD plants win-now flag in trade for Rosenthal」(「パドレスはローゼンタールのトレードで勝利の旗」)とこのトレードを紹介している。