MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

カージナルスのM.マイコラスが7回自責点0で7勝目!

メジャー時代は無名で日本のプロ野球NPB)に移籍して実績を積んだ投手が帰国して好投を続けている。

 

今季、読売ジャイアンツからベースボールタウン、セントルイスに本拠地を置くカージナルスに移籍した先発右腕マイルズ・マイコラスが6月7日(日本時間8日)のホームでのマーリンズ戦で、7回99球、被安打3、与四球1、奪三振5、失点1(自責点0)の好投で7勝目(1敗)を飾った。

 

 

 

 

カージナルスは4対1で最下位マーリンズ相手に3連戦3連敗を免れたことになる。好投のマイコラスは、これで12試合で7勝。勝ち星ではマイケル・ワカと並んでチーム最多タイ。投球イニング数79回1/3と防御率2.27はチームトップ。

 

特に防御率ではナ・リーグ3位。9イニング換算の四球数であるBB/9は1.02でナ・リーグトップ。MLB全体でもインディアンスのクルーバーに次いで2位という好成績をマークしている。

 

NPBで磨いた制球力がメジャーリーグでも生きた結果と言えそうだが、今後は3割近く打たれている対左打者の防御率(2.97)をどう克服していくかが課題。

 

得意のスライダーが左相手に使いにくいのが原因のひとつだが、左打者のひざ元に変化するカットボールや黒田が投げていたようなフロントドアのツーシームあたりが有効ではないだろうか。

 

今季のシーズン前にマイコラスはカージナルスと2年1550万ドルで契約。1年775万ドル(8億5000万円)で、メジャーで4勝しかしていない投手相手に高すぎる気がしたが、その懸念を良い意味で裏切る結果を残している。