GAME DAY きょうの大谷翔平
エンゼルスの大谷翔平投手が日本時間14日、本拠地アナハイムで行われたツインズ戦に先発し、これまでの最多103球をなげ6回1/3、被安打3、失点1、11三振を奪う力投で相手のラインナップを圧倒した。
これで32回2/3を投げて防御率は3点台の3.58まで回復。WHIP1.10。9イニング換算の奪三振数K/9は11.85でメジャーでもトップクラス。メジャーデビュー6試合で43奪三振はエンゼルスのチーム記録。
ただ、9イニング換算の四球数BB/9は3.58とやや多め。
2回から3回にかけての5者連続三振は見応えがあった。アウトローに98マイルのフォーシームが決まり。縦のスライダー、スプリット、72マイルのカーブなど緩急織り交ぜた配球は、エンゼルスの戦術的成果で相手打線に功を奏していた。
大谷は4勝目の権利を持って降板したが、その後、ブルペン陣が同点に追いつかれた。
Another electric performance, another @MLB post about Shohei. ¯\_(ツ)_/¯ pic.twitter.com/3lnRgKiVIk
— MLB (@MLB) 2018年5月14日
エンゼルスの先発陣の平均投球回数は、この試合の前までMLB30チーム中29位の5.07回。そのしわ寄せは、当然の事ながらブルペン陣に影響してブルペンは、MLBで最長の161回1/3(39試合)を投げているという。
この試合では、これまで6セーブ、2ホールドを挙げていたミドルトン(16試合、防御率2.04)が肘の故障で急きょ降板するなどブルペン陣に負担が強いられている。
奪三振数も魅力だが、投手としての大谷には、今後は100球で6回以上のイニングをこなす事が求められるだろう。
試合は9回1死二塁からコザートがサヨナラタイムリーを放ち、エンゼルスは連敗を2で止めた。
この日、メジャーでは「母の日」にちなんで「乳がん撲滅キャンペーン」を行った。大谷翔平もピンク入りのベースボールキャップで登板した。