大谷翔平が衝撃のデビューで話題になっているが、日本人投手の1年目の成績を先発投手を中心にまとめてみた。
MLB2018
野茂英雄のデビュー(1995年)が印象深い。彼が海を渡って今の流れを作った。
MLBでノーヒッター2回 (1996年、2001年) 。両リーグ通じてのノーヒッター達成は史上4人目らしい。さらに、世紀を跨いでの達成は野茂が史上初。
しかも、ロッキーズのクアーズ・フィールド、オリオールズのカムデン・ヤーズで記録した史上初の投手になった。
ボールが平地より10%近く飛びやすいクアーズ・フィールドでの達成は偉大な記録だろう。
ちょうどメジャーではボールパークの建て替えブームがあって、その時期と野茂の登場が重なっており、そのタイミングで野茂が記録した。
【主な日本人投手1年目の成績】
野茂英雄 28試合/13勝6敗/236/2.54
石井一久 28試合/14勝10敗/143/4.27
黒田博樹 31試合/9勝10敗/116/3.73
松坂大輔 32試合/15勝12敗/201/4.40
岩隈久志 30試合 9勝5敗/101/3.16
ダルビッシュ有 29試合/16勝9敗/221/3.90
田中将大 20試合/13勝5敗/141/2.77
前田健太 32試合/16勝11敗/179/3.48
大谷翔平 ?/?/?/?
※大谷は2wayということで、一概に比較はできないが、投手で25試合ぐらい投げることができれば、投手としても上の選手たちと同様の数字をマークしそうだ。
※岩隈は12年のメジャーデビューだが、最初はリリーフでの起用が多く、先発登板は、30試合中16試合のみだった。昨年9月27日に右肩のクリーニング手術を受けたが、すでに投球練習を開始している。日米で170勝108敗。