MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

【AL西部地区】エンゼルスのここまでの戦力補強状況

 

ウィンターミーティングが終了したMLBストーブリーグはクリスマス休暇まで続くが、年が明けて18年のスプリングトレーニングに入る直前まで去就の決まらない選手も多い。

 

ここでは現地18日までの補強状況をワールドシリーズの覇者アストロズ大谷翔平が移籍して注目のア・リーグ西部地区から見ていきたい。

 

エンゼルスは、マイク・ソーシア監督が二刀流の大谷翔平の負担を考えて先発6人編成を明かした。2000年から指揮をとる名将の大谷起用法にも注目したいところだ。

 

エンゼルス

 

 

2013年 地区3位

2014年 地区優勝、地区シリーズ敗退

2015年 地区3位

2016年 地区4位

2017年 地区2位 

 

 

戦力補強は、大谷の加入を知って移籍を決めたというベテラン二塁手のイアン・キンズラーをトレードで獲得。その2日後、ザック・コザート内野手と3年3,800万ドルで契約。

 

今季31歳にして初めてオールスターの先発出場を果たした“遅咲き”のコザート。レッズ時代の7年間は遊撃手だったが、来季はエンゼルスで三塁に転向する予定だ。

 

昨年オフに2年1,500万ドルで契約したルイス・バルブエナ一塁手は22本塁打を放ったが打率.199、OPS.727でメジャーのコーナー・インフィルダーとしては物足りない。

 

指名打者に大谷を使い、アルバート・プホルスがヘルシーなら一塁を守るケースが増えるかもしれない。一塁プホルス、二塁キンズラー、三塁コザート、遊撃手シモンズの内野陣は豪華な布陣だ。

 

さらに、一塁手は16年ドラフト1巡全体16位指名のマット・タイス(Matt Thaiss)が、捕手から一塁手にコンバートされてマイナーの2Aから3Aクラスに昇格。左打者の少ないエンゼルスだけに3年目の来季は、ルイス・バルブエナ一塁手の調子次第では、メジャーへのコールアップがあるかもしれない。

 

野手陣に比べ先発陣はコマ不足で今後も補強は続くだろう。ブルペンは、ブレーブスとのトレードでベテランの右腕ジム・ジョンソン。ルール5ドラフトでルーク・バードを追加した。

 

目立った補強はこれぐらいで、マイナー契約では今季、カブスで25試合にリリーフ登板しているメジャー3年目の右腕フェリックス・ペーニャを獲得。マイナー契約の内外野手3名。3Aクラスのカート・カサリ捕手などとFA契約している。