現地15日のツインズ戦では18安打もしながら大事なところでタイムリーが出ず敗戦したエンゼルス。中部地区で首位を走るチームとの差を感じた試合だった。
プホルスが2000打点に到達して、彼とトラウト、大谷ぐらいしか話題のないチームだったが、ここにきて若手が台頭しつつあり、打撃陣もリーグ3位のチーム打率、MLB全体でも6位と明るい兆しが見えてきた。
その若手の注目選手になりそうなのが、マイナーからメジャーにコールアップされ、いきなり3安打の結果を出した25歳のジャレッド・ウォルシュだ。
Not one, not two, but THREE hits for @Walshey21 in his Major League debut! pic.twitter.com/LaiGJgetGa
— Los Angeles Angels (@Angels) 2019年5月15日
先日も書いたが、大谷復帰前に一塁手、指名打者として起用されていたジャスティン・ボーアが1割台の打率でマイナーに降格。大谷復帰後に一塁手としてアルバート・プホルスとプラトーンで起用される左打ちの一塁手としてウォルシュが初昇格を果たした。
この選手、特徴は“二刀流”だろう。昨年も打者として128試合、投手としてリリーフで8試合に登板。0勝1敗、防御率1.59、5回2/3を投げて7奪三振だった。プロスペクトとしてMLB100位以内にも入ってなくてエンゼルス内の評価でも20位以下だから高くない。6人いるMLB100位以内のトップ・プロスペクトを押しのけてメジャーデビューを果たした。
今季は、エンゼルス傘下3Aソルトレイクでも好調で、32試合で打率.302、本塁打10本をマーク。その好調さを買われてコールアップされ、いきなり嬉しい3安打になった。ちなみに3Aでの登板は5回を投げ、1勝1S、防御率3.60。
Welcome to the bigs, @Walshey21! #TheHaloWay pic.twitter.com/cO49OQi5TL
— Los Angeles Angels (@Angels) 2019年5月15日
エンゼルスは、ブルペンに左腕投手が一人もいない。そんなチームのニーズにピッタリとハマったのかもしれない。リリーフ投手と一塁手、外野手もこなせることからユーティリティーとしてオースマス監督のウォルシュの起用法も楽しみになってきた。