日本時間の日曜日の午後、こんなに嬉しい記事を書けるとは思わなかった。特にエンゼルスのファンでもないが、マイク・トラウトと大谷翔平のアベック弾は見ていて気分がいいものだ。
GAME DAY きょうのメジャーリーグ
エンゼルスがホームにロイヤルズを迎えたGAME2。エンゼルスのマイク・トラウトが初回の第1打席で左中間10号ソロを放ち、通算250本塁打をマークした。飛距離473フィート(144.1メートル)の豪快な一発だった。
トラウトにとっては通過点に過ぎずメジャー10年目になる来年には300号に到達するだろうから、大した記録でもないかもしれないが、大谷翔平が6回の第3打席で追加点になる2号2ラン。相手の先発ジェイコブ・ジュニスに2点に抑え込まれていたので、スタンドは盛り上がった。
大谷がジュニスの初球91.2マイルのシュート回転のフォーシームをとらえた打球は、ややつまり気味に感じたが、打球角度39度、最高到達点46メートル。初速度は179キロ。飛距離120メートルの豪快な一発だった。
Ohtani HR. It was high. pic.twitter.com/SH7w8ze888
— Jeff Fletcher (@JeffFletcherOCR) 2019年5月19日
第2打席で同じコースのフォーシームでセンターフライに打ち取られていただけに大谷の適応力のすごさを感じる打席だった。これで、6試合連続安打。この日は、4打数1安打(1本塁打)、2三振。今季10試合出場で打率.286、2本塁打、8打点になった。
大谷は「特に狙ったわけでもなく自分のタイミングで振りたいなと思っています。なかなか長打が出てないので自分の仕事をできてないなという気持ちはあったんですけど、きょう(本塁打が)出てよかったなと思います」と振り返った。
テイク・ミー・ホーム、
— Los Angeles Angels (@Angels) 2019年5月19日
カントリー・ロード 🎵🤠🎶 pic.twitter.com/qMoaZz09Cw
本塁打だけでみると昨年は326打数で22本塁打(6.7パーセント)だから、今季は42打数で2本塁打(4.7パーセント)とリハビリ状態を考えるとこんなものだろうが、打球角度が出てきたことは明るい材料だ。昨年何度も見た虹のような放物線が復活しつつあることを感じるアーチだった。今後、量産ペースに入ることを期待したい。
試合は6対3でエンゼルスが勝利。先発投手のルーキー、キャニングも7回まで投げる好投で2勝目。5割復帰まであと1になった。