今季は動きが鈍かったストーブリーグだったが、大谷翔平のポスティングが解禁になって各記者が躍起になって報道。MLB関連ニュースでは、この数日間、大谷とスタントンの二人が最大の関心事になっている。
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しかし、他の選手の移籍報道もインパクトは小さいながらも水面下での交渉が、ようやく表面化して伝わってきだした。
投手陣の獲得が今オフ最大のウイッシュリストになっているテキサス・レンジャーズが、先日の先発ダグ・フィスターに続いてリリーバー2名を獲得している。
このうちマイク・マイナー投手に関しては、ブレーブス時代に5シーズンで639イニングを先発投手として投げ、12年11勝、13年13勝を挙げている過去の実績から先発ローテの一員としても期待しているという。
29歳の左腕は左肩の故障で2シーズンを棒に振ったが、今季はリリーバーとしてバウンスバック。65試合に登板し、6勝6敗6セーブ17ホールド、防御率2.55の好成績をマーク。クローザーのケルビン・ヘレーラが不調に陥ったこともあり、シーズン終盤にはクローザーとして6回のセーブ機会をいずれも成功させた。
契約金等の詳細は明らかになっていない。ちなみに、ロイヤルズでは2年間で675万ドル(インセンティブ75万ドル含む)の契約だった。
2010年から6シーズンにわたってNPBのヤクルトで活躍した右腕トニー・バーネットとも1年150万ドルで再契約を結んだ。
バーネットはレンジャーズで
15年、53試合、7勝3敗、15ホールド、防御率2.09。
16年、50試合、2勝1敗、4ホールド、2セーブ、防御率5.49。
数字を悪化させたことから今季終了後に来季の球団オプション(年俸400万ドル)を破棄され、フリーエージェントとなっていたが、年俸を下げて再契約に至った。
いずれにしてもメジャー契約で、順調にいけば来季も開幕ロースターの可能性が高い。
78勝84敗で地区4位に終わったレンジャーズ。防御率で先発がMLB17位、ブルペンが同28位という投手力の整備に着手しているが、まだまだトップクラスとは言えず、先発1番手から2番手を任せられるフロントスターターの獲得も今後はあり得るだろう。