2018年から19年にかけてのフリーエージェント(FA)市場のポジション別注目選手をピックアップ。以前にも紹介した先発投手編の第3弾を紹介したい。
MLB移籍情報
2018年~19年シーズンオフのフリーエージェント(FA)市場は、ブライス・ハーパー外野手とマニー・マチャド内野手に注目があつまることは間違いないが、もう一人、ドジャースのクレイトン・カーショーが契約をオプトアウトしてFAを選択する可能性が高い。
《先発投手》
クレイトン・カーショウ(ドジャース)(オプトアウト可能) ※1
デビッド・プライス(レッドソックス)(オプトアウト可能) ※2
パトリック・コービン(ダイヤモンドバックス) ※3
ダラス・カイケル(アストロズ)
J.A.ハップ(ヤンキース) ※4
CCサバシア(ヤンキース)
ランス・リン(ヤンキース)
トレバー・ケーヒル(アスレチックス)
クレイ・バックホルツ(ダイヤモンドバックス)
ネイサン・イバルディ(レッドソックス)
ジオ・ゴンザレス(ブリュワーズ)
柳賢振(リュ・ヒョンジン:ドジャース)
マット・ハービー(レッズ)
ウェイド・マイリー(ブリュワーズ)
ギャレット・リチャーズ(エンゼルス)
タイソン・ロス(カージナルス)
ブレット・アンダーソン(アスレチックス)
エドウィン・ジャクソン(アスレチックス)
バートロ・コロン(レンジャーズ)
ハイメ・ガルシア(カブス)
アダム・ウェインライト(カージナルス)
ミゲル・ゴンザレス(ホワイトソックス)
フランシスコ・リリアーノ(タイガース)
クリス・ティルマン(レンジャーズ)
ヨバニ・ガヤード(レンジャーズ)
※1 クレイトン・カーショーがオプトアウトすることは確実と予想される。
カーショーは来季31歳。今季は150回1/3、防御率2.45、WHIP1.018、奪三振145。ベースボールリファレンスのWARで4.8。キャリア通算では、152勝69敗、防御率2.37。WARも11年で64.9とハイレベルの数値だ。
残りの契約は、2年6500万ドル。この3年間は、腰の持病などで200イニングを投げていないが、オプトアウトして5年2億ドルぐらいの契約に見直しても不思議ではない。
※2 デビッド・プライスは33歳。7年2億1700万ドルの契約3年目のシーズンだが、彼はオプトアウトしないことを明言している。
※3 ダイヤモンドバックスの左腕パトリック・コービンは、キャリア6年目で最高のシーズンを送っている。
勝ち星こそ11勝で、14勝をマークした昨年には及ばないが、この時点で192イニング、防御率3.09、FIP2.43。奪三振237、奪三振率11.1、与四球率2.0、被本塁打率0.7。その他のスタッツではキャリアハイをマークしている。
ニューヨーク出身で、サバシアがFAになるヤンキースあたりが、セベリーノ、田中将大の両右腕に左投手を1枚加えたいと考えても不思議ではない。
《先発投手編PART1》でも紹介したダラス・カイケルと共に先発投手が人材不足と言われる今オフのFA市場で争奪戦になることが予想される。
※4 J.A.ハップ(ヤンキース)は、ヤンキース移籍後、好調をキープしている。6試合46回2/3で防御率2.70。通算で8月の防御率が3.71、さらに9月と10月は通算49試合(46先発)で防御率3.12と後半強い投手という評価がある。
この10月に36歳になるが、1年~2年契約でヤンキースとの再契約も考えられるという。
ヤンキースのローテーションの中で貴重な左腕ジョーダン・モンゴメリーは、トミー・ジョン手術のためシーズン全休で来季も計算できない。そのため、左投手の補強が懸案事項で、パトリック・コービンとJ.A.ハップがヤンキースのターゲットになることは間違いなさそうだ。
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