8勝3敗で地区首位を走るオリオールズ。その好発進を支える守護神にアクシデントが発生した。
オリオールズは現地16日、クローザーのザック・ブリットン投手を左前腕の負傷のため10日間の故障者リスト(DL)に登録した。
ブリットンは、14日のトロント・ブルージェイズ戦でカーブを投げた際に痛みを感じたとのこと。この試合は1イニングを投げ切って今季5セーブ目を挙げた。
2014年の途中からクローザーに転向したブリットンは、
昨年は、5月5日から8月22日にかけて43試合連続自責点ゼロのMLB記録を更新。69試合に登板し、防御率0.54 (7失点・4自責点)、シーズン65イニング以上投げた投手としてはMLB最高という圧倒的なパフォーマンスを示した。
この結果、リーグ1位の47セーブ、史上4人目となるセーブ失敗なしでの40セーブ以上を記録。サイヤング賞投票でも4位。2年連続でオールスターに選出された。
ハードシンカーが武器で、グラウンドボールの割合は約8割。奪三振率も昨年9.9(15年10.8)と高い数値を示している。
さらに、連続セーブは49連続成功を継続してシーズンを終え、今季5セーブで54試合連続(MLB歴代2位タイ)としている。
ただ、今季は5登板のうち三者凡退に抑えた試合が1試合しかなく、被打率.304・WHIP1.67と不安定なピッチングが続いていた。
★歴代の連続セーブ成功記録
- 1位 エリック・ガニエ(84試合)
- 2位 トム・ゴードン(54試合)
- 2位 ザック・ブリットン(54試合、継続中)
- 4位 ジェウリス・ファミリア(52試合)
- 5位 ホセ・バルベルデ(51試合)
- 6位 ジョン・アックスフォード(49試合)