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【MLB移籍情報】ヤンキースがブリットンと複数年の再契約

 

ヤンキースは、デービット・ロバートソンではなく左腕のザック・ブリットンを残す選択をしたようだ。

 

 

MLB移籍情報

 

これでヤンキースのバックエンドは、ブリットン、ベタンセス、チャップマンというの3名が担うことが決まった。

 

 

ブリットンは、オリオールズ時代にMLB歴代2位の連続試合セーブ成功記録(60試合)をマークするなどクローザーとしての経験も豊富だが、17年、18年と故障に泣いたこともあり、オリオールズが昨年7月に放出、ヤンキースでは勝ちゲームの7回と8回で起用されていた。

 

ブリットンの331試合の登板は全てア・リーグ東地区で、この地区は打者有利のスタジアムが多く、そこでの投球術を彼は会得している。

 

具体的には、ゴロに打たせて取る比率(GO/AO)が、14年から17年にかけて5.95、7.31、7.86、6.70と高い数値をキープしている。ヤンキース移籍後の25試合でも5.00と高い。奪三振率が、15年の10.83からは低下しているのが、懸念材料だが、それでも18年は7.47を記録している。

 

 

ブリットンの代理人であるスコット・ボラス氏は「クローザー」として売り込んでいるという情報もあってレッドソックスがクレイグ・キンブレルではなくブリットンを獲得する可能性もあった。ほかにはエンゼルスもブリットンの獲得に動いていたようだ。

 

契約内容は、基本3年3900万ドルで年平均1300万ドル。ただ、MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシによると、3年目の22年は、ヤンキースのクラブオプションが設定されており、ヤンキースが破棄すれば2年2600万ドル、行使すれば4年目5300万ドルに伸びる可能性がある契約になっているという。