MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

現時点で最強のクローザーは誰だ!?クローザーランキング2020

新型コロナウイルスの感染拡大でシーズン開幕も読めないメジャーリーグだが、昨年の数字をもとにしたクローザーのランキングを紹介したい。

 

 

クローザーランキング2020

 

下記のランキングはMLB公式サイトが格付けしたクローザーのランキングだが、それと「RosterResource.com」に掲載されたリリーバーランキング「CLOSER DEPTH CHART 2020」(赤字で表示)を比べてみると面白い。

 

 

1位のブルワーズのヘイダーと2位のパドレスイエーツはどちらのランキングでも変わらない。MLB全体を見渡しても現時点でトップクラスのリリーバーでありクローザーといえる。

 

 

地区7連覇中でワールドシリーズ制覇を目指すドジャースジャンセンは、リリーバー全体で見ると15位。32歳で11年目のシーズンを迎えるジャンセンも一時ほどの絶対的な守護神とは言えない。

 

 

そのドジャースの対抗馬になりそうなブレーブスは、シーズン中に35歳になるマランソンを心配してウィル・スミス(5位フリーエージェントで早々と獲得。ほかにもシェーン・グリーン(17位ルーク・ジャクソン(23位らがセットアッパーでバックエンドは強力だ。

 

 

 同地区ライバルのナショナルズが、ワイルドカードからワールドシリーズを制しただけに高まるポストシーズンでのブルペンへの依存度を考えた重厚な布陣になっている。

 

 

 混戦のナ・リーグ中部地区のカージナルスは、最速105マイル(約168.98キロ)の快速球男ジョーダン・ヒックスが右肘靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)で今季も期待できないが、ベテラン左腕のアンドリュー・ミラーや4年目のジオバニー・ガジェゴス(28位などリリーバー全体100位以内に5人のリリーバーがいる布陣。

 

 

 それに比べライバル球団であるカブスはクローザーを含むブルペン全体がBクラス。キンブレルは調子を上げてくると思われるがブルペンの厚みがない。

 

 

 先発投手に早くも故障者が出ているヤンキースは、チャップマンに加えてブリットン(41位)、オッタビーノ(31位)、グリーン(66位ブルペンはリーグ屈指の安定感がある顔ぶれだ。

 

 

MLB公式サイトのクローザーランキング

「CLOSER DEPTH CHART 2020」は赤字で表示

 

1位 ジョシュ・ヘイダー(ブルワーズ)1位

61試合 3勝5敗37セーブ(成功率84.1%)

防御率2.62 奪三振率16.41 与四球率2.38

 

2位 カービー・イエーツ(パドレス2位

60試合 0勝5敗41セーブ(成功率93.2%)

防御率1.19 奪三振率14.98 与四球率1.93

 

3位 ロベルト・オスーナ(アストロズ9位

66試合 4勝3敗38セーブ(成功率86.4%)

防御率2.63 奪三振率10.11 与四球率1.66

 

4位 リアム・ヘンドリックス(アスレチックス)3位

75試合 4勝4敗25セーブ(成功率78.1%)

防御率1.80 奪三振率13.13 与四球率2.22

 

5位 アロルディス・チャップマンヤンキース4位

60試合 3勝2敗37セーブ(成功率88.1%)

防御率2.21 奪三振率13.42 与四球率3.95

 

6位 ケン・ジャイルズ(ブルージェイズ16位

53試合 2勝3敗23セーブ(成功率95.8%)

防御率1.87 奪三振率14.09 与四球率2.89

 

7位 ケンリー・ジャンセン(ドジャース15位

62試合 5勝3敗33セーブ(成功率80.5%)

防御率3.71 奪三振率11.43 与四球率2.29

 

8位 ニック・アンダーソン(レイズ)30位

68試合 5勝4敗1セーブ(成功率20.0%)

防御率3.32 奪三振率15.23 与四球率2.49

 

9位 テイラー・ロジャース(ツインズ)6位

60試合 2勝4敗30セーブ(成功率83.3%)

防御率2.61 奪三振率11.74 与四球率1.43

 

10位 アレックス・コロメ(ホワイトソックス21位

62試合 4勝5敗30セーブ(成功率90.9%)

防御率2.80 奪三振率8.11 与四球率3.39

 

11位 ショーン・ドゥーリトル(ナショナルズ26位

63試合 6勝5敗29セーブ(成功率82.9%)

防御率4.05 奪三振率9.90 与四球率2.25

 

12位 ライセル・イグレシアス(レッズ)10位

68試合 3勝12敗34セーブ(成功率85.0%)

防御率4.16 奪三振率11.96 与四球率2.82

 

13位 ジョー・ヒメネス(タイガース)45位

66試合 4勝7敗9セーブ(成功率64.3%)

防御率4.37 奪三振率12.37 与四球率3.47

 

14位 ブラッド・ハンド(インディアンス)8位

60試合 6勝4敗34セーブ(成功率87.2%)

防御率3.30 奪三振率13.19 与四球率2.83

 

15位 クレイグ・キンブレル(カブス107位

23試合 0勝4敗13セーブ(成功率81.3%)

防御率6.53 奪三振率13.06 与四球率5.23

 

16位 イアン・ケネディ(ロイヤルズ)13位

63試合 3勝2敗30セーブ(成功率88.2%)

防御率3.41 奪三振率10.37 与四球率2.42

 

17位 ブランドン・ワークマン(レッドソックス11位

73試合 10勝1敗16セーブ(成功率72.7%)

防御率1.88 奪三振率13.06 与四球率5.65

 

18位 ハンセル・ロブレス(エンゼルス20位

71試合 5勝1敗23セーブ(成功率85.2%)

防御率2.48 奪三振率9.29 与四球率1.98

 

19位 アーチー・ブラッドリー(ダイヤモンドバックス36位

66試合 4勝5敗18セーブ(成功率85.7%)

防御率3.52 奪三振率10.93 与四球率4.52

 

20位 ヘクター・ネリス(フィリーズ12位

68試合 3勝6敗28セーブ(成功率82.4%)

防御率2.93 奪三振率11.84 与四球率3.19

 

21位 マーク・マランソン(ブレーブス46位

66試合 5勝2敗12セーブ(成功率100%)

防御率3.61 奪三振率9.09 与四球率2.41

 

22位 ブランドン・キンツラー(マーリンズ82位

62試合 3勝3敗1セーブ(成功率33.3%)

防御率2.68 奪三振率7.58 与四球率2.05

 

23位 キーオニー・ケラ(パイレーツ)158位

32試合 2勝0敗1セーブ(成功率20.0%)

防御率2.12 奪三振率10.01 与四球率3.34

 

24位 アンドリュー・ミラーカージナルス33位

73試合 5勝6敗6セーブ(成功率54.5%)

防御率4.45 奪三振率11.52 与四球率4.45

 

25位 エドウィン・ディアス(メッツ)22位

66試合 2勝7敗26セーブ(成功率78.8%)

防御率5.59 奪三振率15.36 与四球率3.41

 

26位 トニー・ワトソン(ジャイアンツ)92位

60試合 2勝2敗0セーブ(成功率0%)

防御率4.17 奪三振率6.83 与四球率2.00

 

27位 ホゼ・レクラーク(レンジャーズ)35位

70試合 2勝4敗14セーブ(成功率77.8%)

防御率4.33 奪三振率13.11 与四球率5.11

 

28位 オリオールズ

マイケル・ギブンズ 57位

58試合 2勝6敗11セーブ(成功率57.9%)

防御率4.57 奪三振率12.29 与四球率3.71

または

ハンター・ハービー 237位

7試合 1勝0敗0セーブ(成功率0%)

防御率1.42 奪三振率15.63 与四球率5.68

 

29位 マット・マギル(マリナーズ103位

50試合 5勝2敗5セーブ(成功率71.4%)

防御率4.09 奪三振率11.37 与四球率3.55

 

30位 ウェイド・デービス(ロッキーズ159位

50試合 1勝6敗15セーブ(成功率83.3%)

防御率8.65 奪三振率8.86 与四球率6.12