ア・リーグ西部地区のシアトル・マリナーズと中部地区のカンザスシティ・ロイヤルズとの間でトレードが成立している。
MLBトレード情報
マリナーズは、ロイヤルズからジャロッド・ダイソン(OF)を獲得し、交換要員として先発ネイサン・カーンズ(SP)を放出したと発表しています。
リザーブ外野手兼走塁のスペシャリストというイメージのダイソンだが、この5シーズンで4度30盗塁以上をマーク。
2016年はキャリアベストの打率.278・83安打・14二塁打・8三塁打・25打点・出塁率.340・OPS.728マーク。盗塁数はリーグ2位タイ、8三塁打も同2位だった。
ロイヤルズでも魅了した守備は、外野の3ポジションをカバーしてDRS(守備防御点)が+19、UZR(アルティメット・ゾーン・レイティング)を150試合換算したUZR/150が+24.8という数字を残している。
今回のトレードで、今オフに補強したジーン・セグラとダイソンに加え、センターのレオニス・マーティンが30盗塁以上を期待でき、あのワールドシリーズに進出したクリーブランド・インディアンスのようなスモールベースボールを展開するチーム編成に変わりつつある。
ロビンソン・カノ、ネルソン・クルーズ、カイル・シーガーのクリーンナップはリーグでもトップクラスの破壊力だが、このストーブリーグで機動力やディフェンス面でも強化され、得点力はアップグレードしたことになる。
The #Mariners made a pair of moves with a focus on pitching and defense.
First >> https://t.co/aWmqhiRysa
Second >> https://t.co/03r7Vt005v pic.twitter.com/sKYDksS8Xb
— Seattle Times Sports (@SeaTimesSports) 2017年1月7日
マリナーズは、15年に移籍加入の先発右腕ネイサン・カーンズをリリースしたが、オリオールズから先発右腕ヨバニ・ガヤードをセス・スミス(OF)とのトレードで獲得している。
アメリカンリーグ所属の15球団で唯一、リーグ優勝およびワールドシリーズ進出を果たしたことの無いチームだが、まずは2001年以来の地区優勝を決めて16年間遠ざかっているポストシーズン進出を決めたいところだ。