MLB移籍情報
メジャーリーグ公式サイトが「10 potential bargains on free-agent market」といタイトルで、現在もフリーエージェント(FA)市場に残っている、“お買い得”になるとみられる選手を特集している。
マーケットでは、それほど注目を浴びてはないが、潜在的な能力のある10選手として、17年シーズンを観戦するうえで参考にしてはいかがだろうか。
その中には、再三移籍が取りざたされている韓国プロ野球のロッテ・ジャイアンツからFAとなっている黄載鈞(ファン・ジェギュン)内野手も名前を連ねている。
今季30歳になる黄は、昨年、打率.335、27本塁打、25盗塁のキャリアハイの数字をマーク。守備でも、内野の各ポジションと外野を守れるユーティリティーぶりが評価されている。
韓国人プレイヤーは、パイレーツの姜 正浩(カン・ジョンホ)が主軸として活躍。そうした前例もあった内野手の評価は高いもかもしれない。MLB公式サイトなどでサンフランシスコ・ジャイアンツが獲得に興味を示しているという記事が出ていた。
MLB.comが紹介した10選手は下記の通り
■コルビー・ラスマス外野手(前アストロズ)
■ブレット・アンダーソン投手(前ドジャース)
■黄載鈞内野手(韓国)
■マット・ベライル投手(前ナショナルズ)
■J.P.ハウエル投手(前ドジャース)
■C.J.ウィルソン投手(前エンゼルス)
前アストロズのバルブエナ(3B)は右足のハムストリングの故障で7月後半にDL入りしたが、それでも打率.260、OPS.816、13本塁打をマークし、内外野を守れるユーティリティ―として控え選手としてベンチに置きたい選手。
クリス・カーター一塁手(前ブリュワーズ)は昨季41ホーマーを放ちナ・リーグの本塁打王。
ブレット・アンダーソン投手(前ドジャース)は、15年にドジャースでクオリファイングオファーを受けた選手。昨年は背中の故障とリハビリで4試合の登板だった。
前エンゼルス元エース左腕C.J.ウィルソンは36歳でシーズン全休したが、メジャー94勝(70敗)、防御率3.74という実績があり、アンダーソン同様、ヘルシーならローテーションの4番手5番手ぐらいなら十分担える選手だ。
リリーバーもJ.P.ハウエル投手(前ドジャース)は、4年連続60試合以上に登板、昨年は防御率4.09と数字を落としたが、15年は同1.43をマーク。
地味な存在だが、2009年のWBCアメリカ代表選手でキャリア12年目のベテラン左腕は、今季もどこかのブルペンで活躍するだろう。
このリストにはなかったが、前レンジャーズのコルビー・ルイスもヘルシーならお買い得な気がする。
16年シーズンは、6月に右の広背筋を痛めて15日間のDL入り。その後、7月3日になって60日間のDLに移行。
この長期離脱の影響もあって19試合の先発登板に留まったが、防御率3.71、6勝5敗・WHIP1.13と、投げれば安定したピッチングが出来る事を示した。