夏のトレード市場は、ダルビッシュ有の話題で持ちきりだが、ドジャース、ヤンキース、カブス、アストロズの名前が挙がっている。
フラッグディール・トレード情報
ヤンキースとブルージェイズでトレードが成立した。ヤンキースからはロブ・レフシュナイダー外野手を、ブルージェイズからマイナー選手のライアン・マクブルーム一塁手(兼外野手)をトレードする。
26歳のレフシュナイダー外野手は、韓国出身、生後3カ月でアメリカ合衆国・カリフォルニア州在住の夫婦の養子となった。
メジャーキャリア3年で94試合、打率.241、OPS.643、2本塁打、17打点。ヤンキースでは、一塁手、右翼手などユーティリティとして起用された。
25歳ライアン・マクブルームは2Aで一塁と外野を守り、左投げ右打ち、今季は2Aで12本塁打を記録している。
Transaction: Earlier today, the @Yankees acquired 1B Ryan McBroom from Toronto in exchange for INF/OF Rob Refsnyder.
— Yankees PR Dept. (@YankeesPR) 2017年7月23日
いずれにしても、後半戦にインパクトをもたらすようなトレードではない。
地区優勝へ独走中のアストロズは、アスレチックスの先発投手ソニー・ グレーを継続して調査中だが、パフォーマンスが低下していることもあって、他の投手も含めてトレード市場を見きわめている模様。
Source: Astros still interested in Sonny Gray, but not as much as before. Scouring market for other starters.
— Mark Feinsand (@Feinsand) 2017年7月23日
この数日で、動きのあったものとしては、マリナーズがカージナルスからマルコ・ゴンザレス投手をトレードで獲得。
マルコ・ゴンザレスは25歳の先発左腕で、2015年シーズン開幕前にはベースボール・アメリカがMLB全体で50番目、ベースボールプロスペクタスが同52位にランクしている若手有望株。
2014年にメジャーデビュー。34回2/3を投げて防御率4.15という成績を残したが、2015年に、左肘のトミージョン手術を受け、今季メジャーに復帰している。
戦力的には未知数で、即戦力というよりは数年間キープできる選手として期待値で獲得した選手だろう。
マリナーズは右投げ右打ちの22歳の外野手タイラー・オニールが交換要員。チーム内で2番手に評価をされていたプロスペクトで3Aまで昇格している。
マリナーズの外野陣は、若手のベン・ギャメル、ミッチ・ハニガーが育ち、ロイヤルズから今季移籍してきたジャロッド・ダイソンを中心に、他にもギジェルモ・エレディアやマイナーにプロスペクトが数人いるため交換要員として差し出したと思われる。
さらに、34歳マーク・ロウ投手と35歳ジーン・マチ投手の両ベテラン右腕を金銭トレードでホワイトソックスへ放出した。
また、ドジャースが成績不振のリリーバー、セルジオ・ラモスをレイズにリリースしている。ジャイアンツで9年間、ブルペンの中心投手だったラモスは、今季、永年のライバル、ドジャースに移籍したが30試合で、キャリアワーストのスタッツで、ドジャースをお払い箱になったイメージが強い。