ウエーバー公示なしのトレード期限を前にMLB夏の移籍市場があわただしくなってきた。サンディエゴ・パドレスとトロント・ブルージェイズの間でトレードが成立した。
フラッグディール・トレード情報
パドレスは、アップトン兄弟の兄、メルビン・アップトン・ジュニアを放出。ブルージェイズからは1Aクラスのマイナー選手がトレード移籍する。
FanRag Sportsの記者ジョン・ヘイマンによると、メルビン・アップトンの残り契約2200万ドル余りのうち、ブルージェイズが負担するのは500万ドルだけとなるという。
すでに現地26日の試合前のラインナップ表には控えの欄にアップトンの名前が記されている。
重量打線のブルージェイズだが、外野は、ライトにDLから復帰した35歳のホセ・バティスタ、センターにケビン・ピラー、レフトにマイケル・ソーンダースという布陣だ。
この中で、見劣りするのはセンターのケビン・ピラー。今季は打率.265、本塁打7、打点38、出塁率.295、OPS.686。攻撃力が売りのブルージェイズでは、下位を打つことが多く、今日の試合でも7番で出場。
The @BlueJays acquire Melvin Upton Jr. and cash considerations from Padres in exchange for pitcher Hansel Rodriguez pic.twitter.com/dZ9YYgcjTB
— Blue Jays (@BlueJays) 2016年7月26日
アップトンは昨季、左足のケガなどで87試合の出場にとどまったが、今季は92試合、打率.256、本塁打16、打点45、出塁率.304、OPS.743で復調している。
ピラーの代わりにセンターに入ることが予想されるが、外野ならどこでも守れるタイプの選手で、故障明けのバティスタなどの控えとしても起用できる。
アップトンをめぐっては、ブルージェイズ、オリオールズ、インディアンスが争奪戦を繰り広げていた。