フラッグディール・トレード情報
ブルージェイズとマーリンズで2対2のトレードが成立
現地6月29日(日本時間30日)、ブルージェイズとマリナーズの間でトレードが成立した。
東部地区でレッドソックス、レイズに続く3位のブルージェイズは6月19日にもリリーバー、ジェイコブ・バーンズをメッツとのトレードで獲得している。
今回もブルペン強化が目的で、とくに地区の勢力図を塗り替えるようなインパクトのあるトレードではないが、アダム・シンバー投手、コリー・ディッカーソン外野手プラス金銭でマーリンズとトレードを成立させた。
一方、マーリンズへはジョー・パニック内野手とマイナーのアンドリュー・マキンベイル投手が移籍する。
リリーフ右腕のシンバーはメジャーでは珍しい下手投げの投手。メジャー6年目の30歳で今季は33試合34.1イニングで防御率2.88、WHIP1.194。
奪三振率は5.5でシンカーを主体に打たせて取るタイプの投手だ。MLB公式サイトの記事ではブ軍のチャーリー・モントーヨ監督は「彼は我々のブルペンを大いに助けてくれるだろう」と、MLB全体で11位のブルペンの戦力アップに期待を寄せている。
OFFICIAL: We've acquired RHP Adam Cimber, OF Corey Dickerson and cash considerations from the Marlins in exchange for INF Joe Panik and RHP Andrew McInvale.
Dickerson will be placed on the 10-day IL (left foot contusion). To make room, LHP Travis Bergen has been DFA'd. pic.twitter.com/ujaQfQyPlG
— Toronto Blue Jays (@BlueJays) June 29, 2021
ディッカーソン外野手は故障中(左足の打撲)のため、移籍決定後すぐに10日間の故障者リストに登録されている。今季62試合に出場して打率.260、2本塁打、14打点、OPS.699。
通算打率.282、OPS.816で過去にはオールスター・ゲーム(2017年)に選出されたという実績を持つ。ゲレーロJr.やスプリンガーのバックアップとしてパートタイムで外野の役割を担うことになる。
マーリンズも内野のバックアップとしてパニックを獲得。彼もジャイアンツ時代の2015年にオールスター・ゲームに選出された経験があり、今季は42試合に出場して打率.246、2本塁打、11打点、OPS.644をマークしている。
マキンベイルは2019年ドラフト37巡目(全体1107位)指名でブルージェイズに入団した24歳の右腕。メジャー経験のないマイナー選手だが、マイナー2階級で合計15試合に登板して2勝2敗、防御率2.55。
▽Information source
https://www.mlbtraderumors.com/2021/06/marlins-trade-corey-dickerson-blue-jays.html