MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

マリナーズ首位陥落、岩隈、ヘルナンデスでも落とし痛すぎる3連敗

メジャーリーグは各チームが最初のホーム&アウェイでの対戦が終わり過酷な長期連戦に突入した。

ここまで下馬評通りの強さを見せていたシアトル・マリナーズが同地区ライバルのロサンゼルス・エンゼルスにスイープされた。

現地14日には、岩隈久志が6回を終えて1失点と好投していたが7回に捕まり逆転されたところで降板。その後、打線が奮起して逆転したもののリリーフ陣が捕まり敗戦。

とくに今季クローザーとして加入したスティーブ・シーシェクが前日に続き二夜連続で捕まったのが誤算だった。

シーシェクは、それまで12回のセーブ機会に登板して11セーブを挙げて、その間、9連続でセーブに成功するなどマリナーズの首位キープに貢献していたが連夜のセーブ失敗になった。

指名打者アルバート・プホルスに8号3ランを浴びてマウンドで腰を落とす姿が印象的だった。

マリナーズは15日もエースのヘルナンデスが8回途中まで3失点と好投したが、打線が沈黙。エンゼルスの左腕サンチアゴアンダースローのスミスに完封され3連敗を喫した。

この3連敗で地区首位をレンジャーズに明け渡した。

スターターがリーグ4位、リリーバーも同4位と踏ん張っているだけにチーム打率がリーグ10位、ホームラン(リーグ2位)でしか得点できない打線を改善したい。

パークファクターを考えても攻撃面では長打力に頼らず、機動力や小技などを駆使する野球を考える必要がある。広いホームのセーフィコフィールドで8勝10敗と負け越してるのもホームランだけに起因する得点力が影響している。

ディフェンス面では、ライトのセス・スミスの遅さ、守備レンジの狭さは目をふさぎたくなるものがあり、ライトはネルソン・クルーズ、ファーストにイ・デホを入れて、DHにスミスとアダム・リンドにした方がいいような気がする。

傘下の3AタコマからLFショーン・オマリーをコールアップしているが、センターのキューバ出身レオニス・マーティンも打率.200、本塁打5、打点13と低迷。この外野陣の層の薄さが今後の補強ポイントになりそうだ。

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