MLB移籍情報
今オフは、オリオールズ、ドジャースの2チームがそれぞれ3人に、ナショナルズ、カーディナルス、パドレスの3チームが2人にクオリファイング・オファー(以下QO)を提示した。
QOを提示された選手
マット・ウィータース (C/オリオールズ)
クリス・デービス (1B/オリオールズ)
ザック・グリンキー (SP/ドジャース)
ブレット・アンダーソン (SP/ドジャース)
ハウィー・ケンドリック (2B/ドジャース)
ジョーダン・ジマーマン (SP/ナショナルズ)
イアン・デズモンド (SS/ナショナルズ)
ジョン・ラッキー (SP/カージナルス)
ジェイソン・ヘイワード (OF/カージナルス)
デクスター・ファウラー (OF/カブス)
ヨバニ・ガヤード (SP/レンジャーズ)
アレックス・ゴードン (OF/ロイヤルズ)
ダニエル・マーフィー (2B・3B/メッツ)
コルビー・ラスマス (OF/アストロズ)
ジェフ・サマージャ (SP/ホワイトソックス)
過去最多となる20名の選手がQOを提示された。各選手は、これから7日間の期限で、これを受諾するか、拒否するかを決断することになる。
何度か紹介したが、今季のQO設定金額は1年1580万ドル。(MLB上位125人の平均額)
今季で契約が満了した岩隈久志投手と元中日・チェンに1年1580万ドル(約19億4千万円)のクオリファイング・オファー(QO)を提示した。[https://t.co/lEN2nzZ42m] pic.twitter.com/5GHxWG0lDQ
— MLB Japan (@MLBJapan) 2015, 11月 7
これまでQOを受諾した選手はいないが、QOを拒否した選手と契約するチームは、契約金額、年俸だけでなく、「ドラフト最上位指名権を譲渡(失う)」という規定があり、FA市場でQOを受けていない選手より不利になる。
その結果、選手によっては契約交渉が難航して開幕までもつれるケースもあったという。
今年の目玉FA選手の中では、デビッド・プライス、ジョニー・クエト、スコット・カズミアー、ベン・ゾブリスト、ヨエニス・セスペデスらはシーズン途中にトレードで移籍しているためクオリファイングオファーの対象外となっている。