19年-20年オフのクオリファイング・オファー(QO)は10人の選手に提示された。
MLB移籍情報
今オフのクオリファイング・オファーは年俸1780万ドルで昨年の提示額に比べて10万ドル低い水準。提示を受けた選手たちは今後10日間以内にオファーを受諾するか否かを決断しなければならない。
QOを提示された選手
ゲリット・コール
(アストロズ)
ジョシュ・ドナルドソン
(ブレーブス)
マーセル・オズーナ
(カージナルス)
マディソン・バムガーナー
(ジャイアンツ)
ウィル・スミス
(ジャイアンツ)
ザック・ウィーラー
(メッツ)
アンソニー・レンドン
(ナショナルズ)
スティーブン・ストラスバーグ
(ナショナルズ)
ジェイク・オドリッジ
(ツインズ)
ホゼ・アブレイユ
(ホワイトソックス)
クオリファイング・オファーとは、今季終了後にフリーエージェント(FA)となる選手に対し、所属球団が優先的に翌年の1年契約を規定額でオファーできる制度。
選手は10日以内にQOを受け入れるか否かを球団に伝える。QOを拒否された球団は、選手が流出する保証としてドラフト指名権が手に入る。
また、QOを拒否した選手とFA契約した球団はドラフト指名権をそのQO提示球団に譲渡することになる。
提示された選手は拒否した場合にQOが足かせになってFA交渉が不利になる場合が多い。この制度が導入されて以降、延べ80人の選手がオファーを受けてきたが、受諾した選手はわずか6人だけ。
この制度の最初のシーズンは黒田博樹を含む9名の選手が提示を受けて提示額は1330万ドルだった。これまで80名が提示され、ほとんどが拒否。受け入れたのは6名だけ。
なお、シーズン中にトレードされた選手および以前にQOを提示された選手は、除外されるという規定があるため、下記の選手は、この制度の制約を受けない。
19年シーズン中にトレードされた選手
ニコラス・カステヤノス(カブス)、ヤシエル・プイーグ(インディアンス)、トラビス・ダーノー、エリック・ソガード(共にレイズ)、ホーマー・ベイリーとタナー・ロアーク(A's)、コーリー・ディッカーソン(フィリーズ)、フランシスコ・セルベーリ(ブレイブス)、マーティン・マルドナード(アストロズ)
以前にQOを提示された選手
ダラス・カイケル(ブレイブス)、エドウィン・エンカーナシオン(ヤンキース)、柳賢振、ラッセル・マーティン(ドジャース)、ヤスマニ・グランダル、マイク・ムスタカス(ブルワーズ)、ハウィー・ケンドリック(ナショナルズ)、マット・ウィータース(カージナルズ)、アレックス・ゴードン(ロイヤルズ)、ブレット・アンダーソン(A's)
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