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レッドソックス、バックフォルツのOP行使はエース獲得への布石?

 

MLB移籍情報

 

 

2013年にワールドチャンピオンになったレッドソックス。しかし、この4年間で3度の地区最下位という成績を受けて前デトロイト・タイガースGMのデーブ・ドンブロウスキー氏が野球運営部門社長となり、ベン・チェリントンGMがチームを去った。

 

 

大型契約やトレードでも敏腕ぶりを発揮するドンブロウスキー新社長。早速3日、先発右腕クレイ・バックホルツ投手との年俸1300万ドル(約15億7000万円)の来季契約オプションを行使した。

 

 

 

 

バックホルツは、7月11日に右ひじを痛めて故障者リストに登録されると、残りのシーズンを全休。今季は18試合の先発登板で、7勝7敗、防御率3.26の成績だった。

 

 

31歳の右腕は、2007年のデビュー以来、レッドソックス一筋でプレー。2013年には12勝1敗、防御率1.74の好成績を収め、チームのワールドシリーズ制覇に貢献した。メジャー9年間で通算73勝51敗、防御率3.85をマークしており、オールスターにも2度選出されている。

 

 

ドンブロウスキー社長もテコ入れの1番手として投手陣の整備に取り掛かる方針を打ち出しているが、故障明けのバックホルツを100%信頼しているわけではなく、トレード要員とするために更新したとの見方もある。

 

 

多くのメディアの観測によればドンブロウスキー新社長が、今オフのFA注目選手の一人、デービット・プライスの獲得に動くとの見方がある。

 

 

確かにタイガース時代には彼を獲得して成功した。しかし、プライス本人はTwitterレッドソックスファンからかなり汚く罵られたことや、オルティーズとレイズ時代に揉めたことなどがあり、レッドソックス移籍に関しては消極的だという。

 

 

確かに言えることは、エース不在のレッドソックス。新社長は、エースの獲得に動くものと思われる。

 

 

なお、バックホルツ投手の2017年に関しては、球団側が行使権を持つ年俸1350万ドル(約16億3000万円)のオプション、または50万ドル(約6000万円)のバイアウトとなっている。