MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

ハンク・アーロン賞にドナルドソン(AL)とハーパー(NL)

 

メジャーリーグMLB)は10月31日、卓越した打者に贈るハンク・アーロン賞に、ア・リーグブルージェイズジョシュ・ドナルドソン内野手ナ・リーグナショナルズブライス・ハーパー外野手を選出した。

 

ア・リーグのドナルドソンは今季123打点でタイトルを獲得。122得点、10犠飛もリーグトップで、さらにサヨナラ本塁打3本と勝負強さも見せた。

 

07年にオーバン大からドラフト1巡(全体48位)でシカゴ・カブス入り。08年アスレチックスにトレードで移籍、その年にメジャーデビューを果たす。

 

頭角を現したのは13年。捕手から三塁手に転向していたドナルドソンは、不利なカウントでもボール球に手を出さないバッティングスタイルを貫いた事で、四球が大幅に増えて出塁率ア・リーグ6位となる.384をマークした。

 

また、12年には低かった打率も.301まで上昇し、持ち前のパワーでも37二塁打・24本塁打を放ってリーグ10位の93打点を叩き出した。

 

14年にはオールスターにも選出。その年のオフにブルージェイズにトレードで移籍している。

 

 

ナ・リーグではハーパーが受賞。今季42本塁打でタイトルを獲得。

 

10年のMLBドラフト1巡、全体1位という期待の新人が順調にキャリアを重ね史上6番目の若さで40本塁打を記録した。打率.303はリーグ2位で、99打点をマーク。出塁率.460、長打率.649、OP1.109はいずれもMLB1位と驚異の成績を残した。

 

同賞はアーロンがベーブ・ルースの714本の通算最多本塁打記録(当時)を破ってから25周年を記念し、1999年に創設された。