MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

メッツの新人ピート・アロンソがコディ・ベリンジャーと並ぶ新人タイの39号本塁打

メッツの新人ピート・アロンソが凄い記録に樹立しそうだ。コディ・ベリンジャー(ドジャース)が2017年にマークした39本塁打ナ・リーグ新人最多本塁打記録に並んだ。

 

 

MLB2019

 

 

同地区首位のブレーブス戦に「3番ファースト」で出場したアロンソは、第1打席にセンターへ39号先制3ランを放つと5打数5安打6打点の猛打賞だった。

 

 

ここでも4月1日に紹介したが、2016年のMLBドラフトでメッツから2巡指名(全体64位)のアロンゾは開幕ロスターを果たし、開幕から4試合連続安打。4月2日には、メジャー第1号本塁打を記録すると、スプリングトレーニングの好調を維持して打ちまくった。

 

24歳のアロンソは昨シーズンもメッツ傘下ビンガムトンとラスベガスの2チーム合計で132試合に出場し、打率.285、36本塁打、119打点、OPS.975を記録。マイナーリーグ本塁打王にも輝いたプロスペクト。MLB全体の若手ランキングでもMLBが評価51位、BPが40位。

 

前半戦30本塁打を記録して出場した7月のMLBホームランダービーでもブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.を抑えて優勝している。

 

MLB.comでも紹介していたが、アロンソは今季の最初の2週間ほどをマイナーで過ごした場合、メッツはフリーエージェントとなるのを1年遅らせることができた。

 

しかし、メッツのフロントは「ベストの25人を揃えること」を最優先し、彼を開幕からメジャーのロースターに入れることを決めた。24歳のフロリダ出身の若者はそれくらい大きな期待を背負い、チームに必要な戦力と見なされている。

 

また、メッツのシーズン本塁打記録はトッド・ハンドリーとカルロス・ベルトランによる41本塁打だが、この記録を更新するのに時間はかからないだろう。

 

ここまで打率.263、39本塁打、91打点、出塁率.368、長打率.591、OPS.960。rWAR4.0。守備はファーストで700イニング以上出場した選手は今季14人の中でDRS-7は14位。UZR/150が1.7(同7位)と今後の課題だろう。