メジャーリーグも残すところあと20試合。ポストシーズン進出チームは一部の地区を除いて確定してきた。ここでは個人成績にスポットを当ててみたい。
MLB個人タイトル
まずは打撃部門。
打率ではMLB全体ではアンソニー・レンドン(ナショナルズ)が打率.338でトップ。今季終了後にFAになる三塁手。本塁打も32本で1880万ドルという高額に見合う活躍をしている。トレードの噂もあったのでオフの動向にも注目だ。
この部門は、日々変動するので、ナ・リーグ(NL)では2位のブライアン・レイノルズ(パイレーツ)も.332で十分にチャンスがある。成長著しい24歳ルーキーだ。クリスチャン・イエリッチ(ブルワーズ)も4位につけている。
ア・リーグ(AL)では僅差でティム・アンダーソン(ホワイトソックス)がトップだが、ヤンキースのD.J.ルメイヒューとは1厘差。
3位のマイケル・ブラントリー(アストロズ)や4位のハンサー・アルベルト(オリオールズ)や5位のラファエル・デバース(レッドソックス)にもまだまだチャンスがある。アルベルトは4年目の26歳、デバースは3年目の22歳。
本塁打王は?
本塁打部門は、両リーグを通じて現地時間4日終了時点でメッツのルーキー、ピート・アロンソが45本でトップだったが、5日にマイク・トラウト(エンゼルス)が45号を放ち並んだ。
NLはアロンソを追いかけるのは1本差でコディ・ベリンジャー(ドジャース)、さらに1本差でイエリッチ、4位のエウヘニオ・スアレス(レッズ)も41本で続いている。
ALではマイク・トラウト、2位にホルヘ・ソレア(ロイヤルズ)が41本、3位は36本のマックス・ケプラーなので、トラウトに決まりそうな気がする。リーグMVPを2度受賞しているトラウトだが、本塁打王は取ればこれが初受賞になる。
打点王は誰になるのか?
両リーグトップはフレディー・フリーマン(ブレーブス)とアンソニー・レンドン(ナショナルズ)の114打点。
リーグ別ではNLが上の二人にパイレーツのスイッチヒッター、ジョシュ・ベルが112打点、エドアルド・エスコバー(ダイヤモンドバックス)が110打点で続いているが、ノーラン・アレナド(ロッキーズ)も108打点もチャンスがあると見たい。
ALでは、108打点デバース(レッドソックス)、106打点ホゼ・アブレーユ(ホワイトソックス)、104打点トラウト(エンゼルス)、103打点ザンダー・ボガーツ(レッドソックス)。
盗塁や三振数は?
ほかに盗塁ではマレックス・スミス(マリナーズ)が39で、得点部門ではムーキー・ベッツが125得点で両リーグトップ。
出塁率と長打率を足した数字OPSでは、イエリッチが1.093で両リーグトップ。トラウトが2位、ベリンジャーが3位、レンドンが4位となっている。
いまや不名誉でないかもしれないが、三振数では163でブレーブスのアクーニャJr.とレッズのスアレスがトップ。