ニューヨーク・ヤンキースは20日、田中将大投手が、関節鏡による右肘の骨棘(こっきょく)除去手術を受けたと発表した。
#Yankees RHP Masahiro Tanaka underwent surgery today to remove a bone spur from right elbow; expected to be ready for spring training.
— New York Yankees (@Yankees) 2015, 10月 20
球団によると田中は同日、ニューヨークの病院で手術を受けた。投球練習再開までは約6週間かかり、来年2月のキャンプインには間に合う見込み。
メジャー2年目の今季、田中は昨年を上回る24試合に登板したが、2年連続で規定投球回数に達していない。スタッツは12勝7敗、防御率3.51、FIP3.95、WHIP0.994だった。
イニング数とWHIPは昨年を上回ったが、その他のFIPや奪三振数、四球数はすべて悪化傾向を示した。特に目立ったのは昨年20試合で15本被弾した被本塁打数が、今季は24試合で25本と大幅に増加した。
ポストシーズンへの進出をかけたワイルドカードでも手痛い2発を浴びている。
フル稼働で200イニングを目標に掲げた今季も4月末に右手首などを痛めて故障者リスト入りし、約1か月間離脱した。
田中の右肘の骨棘(こっきょく)除去手術は約6週間程度と公表されたが、昨年オフに同じ除去手術を受けたオリックスの金子千尋投手の場合は、11月に手術を受けて復帰したのは5月後半だった。