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岩隈久志が27日、マイナーで実戦登板!クマの勇姿をもう一度見たい

 

マリナーズは24日(日本時間25日)、マイナー契約岩隈久志投手マリナーズ傘下のマイナー1Aエベレット・アクアソックスの一員として26日(同27日)の試合に登板すると発表した。

 

 

岩隈は、右肩の負傷で昨年5月に故障者リスト入り。その後は状態が上がらず、結局登板しないままシーズン中の9月27日には右肩のクリーニング手術を受けた。実戦登板は、右肩手術から初めてとなる。

 

 

岩隈久志

 

 

岩隈の契約は、17年の契約は一定の条件を満たした場合に1000万ドル(約11億円)で自動更新されるべスティングオプション。

 

しかし、条件を満たさなかった場合は、マリナーズ側に選択権があるオプションが付帯していた。

 

べスティングオプションが有効になるには17年に162イニングを投げるか、16年と17年の合計で324イニングを投げることが必要だった。16年シーズンは199イニングを投げていたため、残り125イニングで有効になるはずだった。

 

岩隈の実績をもってすれば約20試合ほど先発すれば、楽々とクリアできるオプションだったが、残念なことに17年は右肩の故障で31イニングしか投げていない。

 

16年が33試合199イニング、16勝12敗(防御率4.12)。17年、6試合31イニング、0勝2敗。

 

結局、1,000万ドルの18年度契約は自動更新されず、マリナーズはクラブオプションを行使して契約を破棄。岩隈はフリーエージェント(FA)になっていたが、その後、同球団が岩隈のこれまでの実績や人気、復活の可能性などに期待してマイナー契約を結んでいた。

 

岩隈は、マリナーズひと筋で、MLB通算150試合136先発で63勝39敗2セーブ。防御率3.42。WHIP1.143FIP3.86も悪くない。ヘルシーな状態に戻れば実績は十分だ。

 

これまで本拠地シアトルやアリゾナ州ピオリアの球団施設などでリハビリを行ってきたが、右肩に違和感を訴えるなど一進一退の状態が続いている。8月21日(同22日)には、イチロー会長付特別補佐を相手にフリー打撃に登板した。

 

 

岩隈は、これまで何度も故障を乗り越えてきた。復活劇が見たい!