大エースのF.ヘルナンデスの故障が長引くマリナーズの先発ローテーションは、彼以外にも故障者が続出している。
今季移籍加入の左腕W.マイリーも17日にDL入り、先発4番手の右腕T.ウォーカーが19日のレッドソックス戦で右足に違和感を訴えて5回で降板。20日にMLI検査を受けた。
ウォーカーに関してはMRIの結果、重篤なダメージは無かったようだが果たして24日に予定通り登板できるのか明確にはなっていない状況。
If you missed it, the #Mariners have brought back righty Tom Wilhelmsen. https://t.co/JRubfsdwZ1 pic.twitter.com/9S1nDSfaOe
— #VoteMariners (@Mariners) 2016年6月22日
そうした中、マリナーズの元クローザーだったT.ウィルヘルムセンをレンジャーズから獲得。25人のアクティブロースターに加えた。
ウィルヘルムセンは、今季21試合にリリーバーとして登板、2勝3敗、ERA10.55。これによりルーキーでプエルトリコ出身のJ.アロが1試合で傘下マイナーへ降格している。
#Mariners Sign RHP Tom Wilhelmsen, LHP Charlie Furbush transferred to 60-day DL, RHP Jonathan Aro optioned to AAA Tacoma.
— MarinersPR (@MarinersPR) 2016年6月22日
先発ローテにコマ不足が続くマリナーズはファームの層が薄い。それは前GMの失策だが、先日も内野手でプロスペクトのクリス・テイラーを放出し、ドジャースから3Aのマイナーリーガーであるザック・リーを先発要員として獲得した。
ザック・リーは、かつてはトッププロスペクトとして高く評価されていた24歳の右腕。ルイジアナ州立大(LSU)のQBとしても有名な選手だったが2010年MLBドラフト1巡指名(全体28番目)でドジャースと契約した。メジャーでは結果を出せず、マイナーでくすぶっている状態。
それでも昨年は、3Aで113.1回を投げて11勝6敗、防御率2.70、WHIP1.11と結果を残しドジャースのマイナーリーグ・ピッチャー・オブ・ザ・イヤーに輝き、1試合だけメジャーで登板している。
#Mariners acquire LHP Wade LeBlanc from Toronto in exchange for a PTBNL or cash considerations.
— MarinersPR (@MarinersPR) 2016年6月22日
さらに、マリナーズは、マイナー契約でブルージェイズから31歳の左腕ウェイド・ルブランを獲得している。
ルブランはメジャー21勝33敗、昨年は西武ライオンズと契約、NPBでの経験もある。西武では8試合に先発、1完投を含む2勝5敗、防御率4.23だった。