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【球団人事】シアトル・マリナーズの新GMにジェリー・ディポト氏就任

 

現地28日、今年7月1日にロサンゼルス・エンゼルスのゼネラルマネージャー(GM)を辞任したジェリー・ディポト氏が、同じア・リーグ西地区のシアトル・マリナーズの新GMに就任した。

 

 

MLB球団人事

 

マリナーズは昨シーズン5年ぶりに勝ち越し、オフに14年のア・リーグ本塁打王となったネルソン・クルーズを獲得するなど、01年以来のポストシーズン進出が期待された。

 

しかし、前半に岩隈やパクストンといった先発陣の離脱、打撃陣のアンダーパフォーマンスで開幕から調子が上がらず先月28日に成績不振によりジャック・ズレンシックGMを解任した。

 

空席になったGM職には、ディポト氏のほかにレンジャーズのアシスタントゼネラルマネジャー(AGM)であるサド・レビン、インディアンスのマイク・シャーノフAGM、ヤンキースのビリー・エプラー、さらにマーリンズでシーズン中にGMから監督となったダン・ジェニングスの名前も挙がっていた。

 

 

 

ケビン・マザー球団社長は、チーム再建を託すディポト氏について「この数週間の話し合いで、彼が我々のチームと組織をしっかり理解していることが明確になった」と話している。

 

15年シーズンは開幕時の年俸総額が、チーム過去最高となる1億2322万5,843ドルとなり、MLB全体でも12番目の規模となりながらの低迷。

 

新しいGMは、今季躍進したメッツなどに象徴されるプロスペクトの育成といったファームの整備。スカウティングの見直しなど、「若手育成」を課題とした根本的な立て直しを進める必要がある。