MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

もともと想定内だったイチローの球団特別アシスタント就任

 

イチロー伝説

 

 

今季の残り試合は、選手としてプレーせず、チームに同行し、同僚や首脳陣らをサポートする球団の特別アシスタントに就任することになったイチローだが、球団のジェリー・ディポト・ゼネラルマネジャーGM)は、来季以降に選手復帰の可能性があるとした上で「もともと5月半ばに故障者が戻ってきたら、今後のオプションについて話し合うことになっていた。どんな形でも残ってほしいと思っていた」と述べた。

 

イチローからすれば契約時点で、今回の措置は、想定内だったのだろう。球団からしても来年の日本開催に28人の特別枠を利用してイチローを選手登録。

 

その後、良好な関係を保ちながら、引退への花道を作りたいというスケジュールが組まれているのかもしれない。

 

 

 

 

1977年に誕生というメジャーリーグの中では、比較的浅い歴史の球団にとっては、最大の功労者として殿堂入り確実なレジェンドを引き留めたかったのかもしれない。

 

クラブハウスでは、イチローが若い選手たちの“メンター”役として精神的支柱になっている。

 

アメリカでは歴史の浅い国だからこそ、歴史を作った人をリスペクトする。

 

マリナーズのジョン・スタントン会長は現地3日、インタビューに応えている。

 

 

 この春、ジェリー(ディポトGM)から電話があり、イチローと再契約できるかもしれないと告げられた際に、こう伝えました。「チームが勝つための決断を下すように。イチローと契約するかどうかは、君とスコット(サービス監督)の判断に委ねる」と。この1か月間もその通りでした。

 

 4月に(16勝11敗と)勝ち越せたのは、イチローがチームにいたからです。チームはさらに勝ち続けるはずですが、それはイチローが新しい役割を務め、チームやチームメートたちを支えてくれるからです。

 

 2月にジェリーへ「もしイチローが毎試合に出場できなくなった場合は、私に連絡するように」と指示しました。球界史上最高の選手の一人であるだけでなく、球団史上最高の選手の一人。イチローはこのファミリーの大事な一員で、永遠にそうあって欲しいと思っているからです。マリナーズの一員として、これから新しいページを開くことになりますが、それが永遠に続くことを願っています。

 

引用:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180504-00000084-sph-base