事実上の引退勧告!?
イチローの去就について、さまざまな憶測の記事が飛び交っている。
球団の「特別アドバイザー」に就任し、今シーズンの残りの試合には出場しないことが決まったことについて、イチロー選手の代理人ジョン・ボッグス氏は、現地メディアの取材に対して、「イチロー選手は引退するのではない。今シーズンは新しい役割を担うことになり、来シーズンは役割が進展することになるだろう」とコメントしている。
Jerry Dipoto on Ichiro's transition to the role of Special Assistant to the Chairman. pic.twitter.com/O7nEaDGy9R
— Mariners (@Mariners) 2018年5月3日
また、マリナーズとアスレティックスの来シーズンの開幕戦が日本で開催されることから、イチロー選手が出場する可能性があるかという質問に対しては、「その可能性はある」と答えたという。
日本人選手としては初のMLB野球殿堂入りが確実視されるレジェンドに対して、マリナーズ球団も最大限にリスペクトしながら配慮している様子がうかがえる。
Ichiro is the only player EVER to have 10 straight seasons with 200+ hits. pic.twitter.com/ii76ACCTCP
— MLB Stat of the Day (@MLBStatoftheDay) 2018年5月3日
詳しい契約内容まで分からないが、現役を継続したいイチローとその功績や人気(営業面)を考慮して、引退後の球団との距離感を考えて、簡単には「マイナー落ち」というふつうの選手みたいに扱えない球団側の思惑が見てとれる。
イチローは今年3月に2012年7月まで在籍したマリナーズへ6季ぶりに復帰した。
今季は5月2日までの29試合のうち15試合に出場したが、44打数9安打、打率.205と低調な成績だった。故障していた外野手が復帰したためメジャー出場の前提となる40人枠を外れた。