全米が大谷翔平のポテンシャルに驚愕した1か月が過ぎた。ここでは、大谷以外にも開幕から好スタートのプレイヤーを紹介したい。
本塁打数では、エンゼルスのスーパースター、マイク・トラウト外野手が10本でトップタイ。昨年は5月にヘッドスライディングをして左手親指の靭帯を断裂。7月に復帰したが、その影響で114試合の出場33本塁打にとどまったが、今季は年間50本を上回るペースで量産している。
なお、ヤンキースのディディ・グレゴリウス遊撃手、マリナーズのミッチ・ハニガー外野手も同じく10本。
ハニガーは、キャリアが実質1年(MLS1.048)。昨年2度の故障者リスト入りで96試合の出場に終わっているので、今季は、初の規定打席を超えたいところ。そうすれば昨年の年間16本を超えて30本近くは打てるポテンシャルがある。
打率では、この夏のトレードが注目されるオリオールズのマニー・マチャドがトップ。どこのユニフォームを着るのか大注目だ。
投手部門では、防御率部門でジャイアンツのジョニー・クエトが好調。エース格のマディソン・バムガーナーが3月にピッチャーライナーで骨折して開幕前から戦線離脱したが、その穴を埋める活躍だ。
アスレチックスで強豪レッドソックス相手に“ノー・ノ―”を記録した左腕ショーン・マナエアは、次の試合でも好投して堂々の2位。
奪三振では、パイレーツからアストロズに移籍したゲリット・コールが61奪三振でトップ。コールは9イニング換算の奪三振数(K/9)でも13.18で先発投手でトップ。
コールは6試合で、5試合が7回自責点2以下のハイクオリティスタート。1試合がクオリティスタートという安定感には目を見張るものがある。
2位はナショナルズのマックス・シャーザー。奪三振率だけでいうと大谷翔平も11.51で、これはMLB全体の先発投手の中で8位になっている。