MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

大谷翔平、アクシデントも事前に回避して12勝目 トラウトが6試合連続本塁打

 

エンゼルスマイク・トラウト外野手が球団新記録となる6試合連続の本塁打を放った。試合には勝ったが大谷翔平が途中降板するアクシデントがあって手放しでは喜べない。

 

 

MLB2022

 

 

10日(日本時間11日)、トラウトは初回の第1打席で左翼線への二塁打を放つと、1点を勝ち越して迎えた2回の第2打席で豪快な34号アーチをかけた。これで球団新の6試合連続本塁打

 

これまでの球団記録は1977年にボビー・ボンズが記録した5試合連続本塁打だった。トラウトは本塁打数で大谷翔平投手を抜きリーグ単独2位に浮上した。

 

この主砲の一発でエンゼルスはリーグ最高勝率のアストロズを6対1で撃破し、先発の大谷翔平に12勝目が付いた。

 

ただし、手放しでは喜べないアクシデントが “TWO-WAY STAR” の大谷翔平投手に発生した。

 

大谷は今季24試合目の先発登板だったが、5点リードの6回にマウンドで投球練習をしている時に、異変を訴えてネビン監督代行らがマウンドに向かい、そのまま降板した。

 

中継を見ていると右手中指のマメが潰れるというアクシデントだったように見えた。球団発表でも右手のマメが潰れたということだ。

 

 

投手にとって指先はデリケートな部分


マメの修復に時間がかからなければ良いが、厄介な事態だ。快速球の副産物かもしれない。指先はピッチャーにとってデリケートな部位だ。体質的な部分もあるが、固まるまで時間がかかる。

 

大谷の5回までのピッチカウントは79球で、被安打6、失点1。奪三振7。もう2イニングぐらいは投げられた。

 

でも考えてみれば、この時期にマメの問題が発覚したことで、まだまだシーズン終了まで時間があるので良かったとは考えられないだろうか?

 

大谷は、メジャー自己最速となる101.4マイル(約163.2キロ)を計測し、粘りの投球を見せて12勝目の権利をもって降板した。

 

 

 

 

これで今季のイニング数は141イニングとなり、規定投球回(162回)クリアまでは残り21イニングとなった。

 

場合によっては指先と相談しながら最後は登板間隔を詰めて、5イニングまたは4イニング ✖ 5試合、6試合と考えれば、残り21イニングは達成できる。優勝争いに関係のないチームだから融通はきくだろう。

 

今季の防御率2.55、WHIP 1.06、奪三振数は188まで伸びた。200奪三振到達を前に小さな試練だ。

 

何もなければ次回登板は来週末のマリナーズ戦あたりの予定。先ずは様子を見ながらだろう。無事に登板できることを祈りたい。