スタイリッシュなプレイで日米の野球ファンをシビレさせたシアトル・マリナーズのイチロー外野手が21日、現役引退を正式発表した。
日本での開幕戦でも最後まで快音は響かなかったが、8回に守備に就いた45歳のベースボール・プレイヤーにスコット・サービス監督が交代を告げ、満員のスタンドは盛大なスタンディングオベーションに包まれた。
Ichiro came to @MLB and changed global baseball history. He will be the first Japanese player elected to the @baseballhall in Cooperstown. Congratulations to a legend. @MLBNetwork @Mariners https://t.co/ECQYTCPGQV
— Jon Morosi (@jonmorosi) 2019年3月21日
数々のマイルストーンを打ち立てたレジェンドには、これまでにない賛辞が贈られている。
MLBネットワークのレポーターでFOXスポーツの名物記者ジョン・モロシは、直後にSNSで「日本人選手として初のアメリカ野球殿堂入りするだろう」と、イチローのこれまでの功績を称えている。
気の早い話だが、名誉あるMLB野球殿堂入りは、引退後5年以上が経過した選手が対象で、イチローの殿堂入りは以前から確実視されている。
我らがレジェンド。
8回裏の守備で交代を告げられました。@MGMJapan #MLB開幕戦 #MGMJapan pic.twitter.com/bgdpaDLSOs
— MLB Japan (@MLBJapan) 2019年3月21日
アメリカ合衆国ニューヨーク州クーパーズタウンにある野球専門の博物館。MLBなどで顕著な活躍をした選手や監督・コーチ・審判員、また野球の発展に大きく寄与した人物に対してその功績を称える野球殿堂を総括している。
殿堂入り選考の対象となるのは、MLBで10年以上プレーした選手のうち、引退後5年以上が経過した選手。
選考対象となった選手は全米野球記者協会(BBWAA)の適性審査委員会で殿堂入り候補者とするか否かが議論される。候補者として認められると、殿堂入りの可否を問う投票にかけられる。
BBWAAに10年以上所属している記者に投票資格が与えられ、通常25~40人の候補者のうち最大10人までの名前を書いて投票する。得票率75%以上の候補者が殿堂入りとなる。
◇記事引用
Legends on legends. pic.twitter.com/NKhPt27rK9
— MLB Stats (@MLBStats) 2019年3月21日