マリナーズの44歳イチロー外野手が、現地29日、インディアンスとの開幕戦に「9番レフト」で5年ぶりに先発出場した。
イチロー伝説
チームもレジェンドの復帰を最大限に演出。試合前のセレモニーでは、右中間後方のトンネル内で待機するイチローのシルエットがビデオボードに映し出され、赤じゅうたんを颯爽と走り抜けた。
Welcome home, Ichiro.#OpeningNight pic.twitter.com/qBK6mPQHRm
— Mariners (@Mariners) 2018年3月30日
レギュラーシーズン史上最多の観客数4万7149人が古巣復帰の瞬間を祝った。
右ふくらはぎの張りや頭部への死球などのアクシデントが続き、開幕DL入りも危ぶまれていた。
スポーツ報知の記事では、「まあ、お帰りと言ってもらえるのは、もう少し先かなと思っていたんですが。こんなふうにしてもらったら、この先はシアトルを離れたくないという気持ちになりますね」とイチローのコメントを紹介。
Ichiro gets his time on the red carpet in return to Safeco Field. #Mariners. pic.twitter.com/U6K0zeCCl9
— TJ Cotterill (@TJCotterill) 2018年3月30日
一方で、華やかな舞台を演出するレッドカーペットは表面がデコボコしているらしく「ここでけがしたら、シャレにならん」と苦笑した事も伝えている。
初打席は、3回先頭の1打席目。スタンディングオベーションで迎えられ、イチローコールが鳴り響いた。
しかし、相手投手は昨季2度目のサイ・ヤング賞に輝いた右腕コーリー・クルーバー。一ゴロと空振り三振で8回の守備から退いた。
日米通算4359本目は出なかったが、開幕戦では日本人選手最年長出場(44歳5か月)となった。