狭いヤンキースタジアムで懸念された被弾
ヤンキースの田中将大投手は現地9日、本拠地でブルージェイズ戦に先発し、6回3安打2失点でクオリティースタート(QS)だったが、打線の援護がなく5敗目(8勝)を喫した。
破壊力のあるブルージェイズが、昨日のスモークの満塁弾に続き、この日も狭いヤンキースタジアムで効果的な2発が試合を決めた。
田中は初回1死から2番ドナルドソン(長打率.574)に先制の31号ソロを浴びた。真ん中からややインコースよりに入った94マイルの4シームを右中間に運ばれた。
3回にはそのドナルドソンを3球空振り三振に斬った直後に、3番バティスタ(長打率.504)に26号ソロを被弾した。1-0のカウントから捕手のマッキャンがインコースに構えたが、真ん中に入った91マイルの2シームを完璧に捉えられた。
RECAP: Tanaka tosses quality start, but #Yankees drop finale to Blue Jays. http://t.co/m0EslA9580 pic.twitter.com/nbEEqyOGL2
— New York Yankees (@Yankees) 2015, 8月 9
今季16試合目で被本塁打18本。昨シーズンは、20試合で15本。今季はそれをすでに上まわっている。
田中は、今季2度目の中4日での登板ということもあり、それを考慮したジョー・ジラルディ監督から、6回終了80球の段階で交代を告げられた。被安打わずか3本ながら、そのうち2本が手痛い一発となってしまった。
ゲームは、そのまま0-2でヤンキースが敗れた。これで打線は7日の3回以降、26イニング連続無得点。球団としては91年5月の32イニング連続無得点以来となる沈黙になった。
これでヤンキースとブルージェイズの首位決戦は、ブ軍が3連戦をスウィープ。8月3日のロイヤルズ戦に勝利してからツインズ、ヤンキースを破る破竹の8連勝で、首位との差を1.5ゲーム差まで縮めた。