ヤンキースの田中将大が、右前腕部の張りで次回26日のブルージェイズ戦を登板回避する。
MLB公式サイトなどによるとジョー・ジラルディ監督が、22日のレイズ戦の前に発表。田中が自己ワーストなる4本塁打を浴びたレイズ戦の後に張りを訴えたことや、22日にMRI検査を受けたことを紹介している。
ヤンキースはワイルドカード進出圏内に2.5ゲーム差につけており、逆転での進出に望みをつないでいるが、その差が開くようなこの先の状況次第では、田中はシーズンエンドになる可能性もでてきた。
通常のローテーションなら残り11試合で2度登板するチャンスが巡ってきて、残り1/3イニングとなった投球回数200イニングの大台を超える予定だった。
Despite an uncharacteristic 4-homer inning in the 3rd, Masahiro Tanaka continues to pitch like an ace for the @Yankees. #YANKSonYES pic.twitter.com/pXIz88zsRL
— YES Network (@YESNetwork) 2016年9月22日
指揮官は軽傷を強調し、ラリー・ロスチャイルド投手コーチも、今回の登板回避は田中がルーキーイヤーの2014年に部分断裂と診断された右肘内側側副靭帯とは無関係なことや、レイズ戦の登板が原因ではないと語ったことも紹介している。
田中はここまで31試合、14勝4敗、防御率3.07、WHIP 1.08で、防御率でリーグトップ、その他の細かいスタッツでもチームトップの数字をマーク。
この夏に主力を大量放出したチームが、プレイオフ争いを演じる立役者としてサイ・ヤング賞候補にも名前が上がる活躍を見せてきた。