以前にも紹介したが、夏場に強い田中将大が、勝負のかかった終盤に、その真価を発揮している。
MLB2018 GAMEDAY
この日は、ブルージェイズのルーキー打線だったが、6回90球(ストライク64球)、散発の4安打で8奪三振2四球、無失点の好投だった。
これでオールスター以降の後半戦10先発で防御率2.09はリーグ3位。特に最近3先発は20イニング連続無失点。9月は3戦3勝、防御率は脅威の0.43。
前半15試合で18本塁打を被弾していたが、後半戦は10試合で5本のみ。29イニング連続で本塁打を打たれていない。悪い時でも試合中に修正する適応力は、修羅場をくぐり抜けてきたたくましさを感じる。
Pitchers w/ 12+ wins in each of their first 5 #MLB seasons (since 1950):
— YES Network (@YESNetwork) 2018年9月15日
🔥 Tom Seaver (1967-71)
🔥 Dennis Eckersley (1975-79)
🔥 Dwight Gooden (1984-88)
🔥 Andy Pettitte (1995-99)
🔥 Masahiro Tanaka (2014-2018) pic.twitter.com/BLkxM5K018
8月は打線の援護もなく勝ち星ゼロに終わったが、9月は3連勝で12勝目(5敗)。防御率3.47、FIP3.93、WHIP1.088。
故障離脱した期間があるので148イニングは物足りないが、できれば残り2試合で14イニング投げて、規定投球回数の162イニングをクリアしたいところだ。
イニング数以外では、昨年のスタッツを各部門で上回り、サイ・ヤング賞投票で7位に入った2016年の成績に迫ってきている。
気になるワイルドカードの登板だが、セベリーノも12日の敵地ツインズ戦では5回2/3を4安打1失点と調子を戻しつつあり、夏のトレードで獲得したハップも移籍後8試合に登板して6勝0敗、防御率2.70と安定感があり指揮官は明言を避けている。