MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

ダルビッシュが無双の7回0封、10奪三振、4勝目

ベースボールでもアメリカンフットボールでも団体スポーツで強いチームを作りあげるにはディフェンスの強化が重要だ。

 

優勝チームでも6割前後という勝率になるプロ野球の場合、それだけではお客さんを呼べるチームにはならなくて、豪快な本塁打や胸のすくような奪三振、ドラマチックな試合展開も興行的には大事だからプロスポーツは難しい。

 

ダルビッシュが無双の7回ゼロ封劇

 

パドレスダルビッシュ有投手は17日(日本時間18日)、ホームでのロッキーズ戦で7回81球(ストライク59)を投げて無失点のハイクオリティスタート。

 

 

1回に味方打線から3点の援護をもらい始まった試合は、4回、5回に先頭打者を出塁させたが、相手打線を散発の4安打に抑え込み、ゲームを完全に支配。キレのある変化球が決まり10三振を奪う圧巻の投球で今季4勝目を飾った。

 

 

4月30日(同5月1日)のジャイアンツ戦以来の勝利投手。今季は9試合の登板で54.2イニング、4勝1敗、防御率1.81、FIP2.78、奪三振69(奪三振率11.4)、与四球13(与四球率2.1)、WHIP0.878、rWAR1.7。

 

 

防御率ナ・リーグ3位、奪三振数は同2位タイ。

 

 

奪三振率は、シーズン277奪三振をマークしてサイ・ヤング賞投票で2位に入った2013年に近いペースで、順調にシーズン30試合以上、200イニングをクリアすれば年間300奪三振という偉業に手が届きそうなペースだ。

 

 

これは打者でいうと年間50本塁打ぐらいの価値がある偉業だ。

 

 

前日に好感触をつかんでいたらしい...

 

ダルビッシュは自身のブログで4勝目をファンに報告。

 

2月にダラスからアリゾナに移動してから、フォームがとにかくしっくり来ずモヤモヤしながら投げてきましたが昨日の夜寝る前にやっといい感覚を見つけて今日につなげることができました。

 

試合前のブルペンで違うのはわかりましたし、カラティーニも「やっと来たね」みたいな感じで満足していたのでいけると思いました。

 

好感触で試合に臨んだことを報告したが、「ただ投球フォームは日々変わるので、なんとか忘れないようにしたいです」と、シーズン中に調子をキープすることの難しさもコメントしている。

 

 

また、最後に今季初ヒットになった2塁打を報告するお茶目な部分も忘れていなかった。

 

 

パドレスナ・リーグ西部地区2位。チーム防御率はリーグ1位、MLB全体でも2位。ブルペン陣も健闘しておりMLB2位。

 

 

地区では、依然としてジャイアンツが首位だが、オフの補強が功を奏して0.5ゲーム差で追走している。地区9連覇中の常勝軍団ドジャースの故障者が戻ってくる前に少しでも差をつけておきたいところだ。