田中将大のタイトル争いに悲報!
田中将大の最終戦に期待したい
期待していただけに悲しい知らせだ。こんなに割り切れるものかというのが感想。
ヤンキースのジラルディ監督は9月30日、田中が今季の残り試合に登板しないことを発表した。今季最終先発する可能性のあった現地時間1日にホームで開催するオリオール戦には登板せず、代わりにルイス・セベリーノ投手を先発させることを指揮官が正式に伝えた模様だ。
田中は現地9月21日の敵地レイズ戦で先発後に右前腕の張りを訴え、26日のブルージェイズ戦の先発を回避していた。
チームは29日にプレーオフ進出の可能性が完全に消滅。ジラルディ監督は「田中は今季3年目で最も多い試合、イニング数を投げた。体調に問題はないが、投げさせる意味がなかった」と説明した。
複数のメディアの情報では、今期最終登板に田中本人も意欲的だったことを伝える内容が多かった。
というのもア・リーグの防御率部門で一時はトップに立ち、9月30日時点でもマイケル・フルマー(タイガース)、アーロン・サンチェス(ブルージェイズ)に0.01差で3位につけている。
額面通り受け取れば、球団は、プレーオフ進出の可能性も消滅し、田中が前回登板を回避した以上、0.1%でもリスクを冒したくなかったという事だろうが、個人賞のタイトルがかかっている以上、納得できない気がする。
ヤンキースの田中将大、チームがポストシーズン争いから脱落していても、日曜のオリオールズ戦でレギュラーシーズン最終登板を希望。https://t.co/sX4lRhFGUZ pic.twitter.com/sMhYikATpO
— MLB Japan (@MLBJapan) 2016年9月28日
開幕投手を務めた3年目の今季、田中は先発陣の柱として31試合に登板し、メジャー自己最多の14勝4敗。防御率3.07。目標だった200イニング到達は、199回2/3でほぼ達成した。
あと1イニングを自責点0で、防御率3.05でトップに立った。
ただ、現在トップのサンチェスやこのままでは規定投球回数に達しないフルマーも残りの試合で登板する可能性もあり、奪三振のような積み上げるタイトルではない以上、変動する数値に振り回されるよりも危険を回避した球団の判断はわかる気もする。
往生際が悪いと思われるかもしれないが、あとは、最終戦に先発投手が打たれ、田中がタイトルを賭けて1回だけ登板するとか、そんな粋な計らいに期待したい。