首位打者争いは二塁手たちの戦いか!?
6地区の優勝が決まったメジャーリーグ。残るはワイルドカード争いだが、個人賞のタイトルも気になる人も多いのではないだろうか?
アメリカンリーグ(AL)、ナショナルリーグ(NL)の首位打者争いでは、ALがホセ・アルトゥーベ二塁手(アストロズ)がほぼ決定。
9月20日には、3年連続となるシーズン200安打を達成した。これは、イチローが達成して以来のこと。
最終的に首位打者を獲得すれば、14年以来2度目。盗塁28もAL3位、OBP.396はAL4位、OPS.930はAL5位と凄い数字をマークしている。
オールスターにも4度選出されているが、ユニークなのは、両リーグで選出されていること。これは、ヒューストンが12年までNLに所属していたことによるもので12年はNL、14年から16年はALで出場している。
2位は、29日終了時点でレッドソックスの23歳ムーキー・ベッツ外野手の打率320。3位もレッドソックスのダスティン・ペドロイア二塁手。
アルトゥーベ、ベッツ、ペドロイアともに600打数以上でこの数字を出しているところが凄いといえる。
NLはルメイヒューとマーフィー
NLの首位打者争いは、ハイレベルで僅差のつばぜり合いが続いている。
ロッキーズのDJ.ルメイヒュー二塁手が、打率.349でトップ。2位はナショナルズのダニエル・マーフィー二塁手で、.347。マーフィーは、でん部の負傷で20日から欠場中。プレイオフを見据えて残り試合を欠場させる方針だ。
NL打率部門4位には、ドミニカ出身のジーン・セグラ二塁手で、両リーグを合わせたMLBトップ10で、二塁手が5人も食い込んでいるのが特徴的と言える。
ちなみに、一塁や三塁の野球でいえば花形ともいえるコーナーインフィルダーはMLBトップ10にジョーイ・ボット一塁手(レッズ)のひとりだけという寂しい結果になっている。
ただこれも打率に限ってのことで、本塁打部門になればノーラン・アレナド(ロッキーズ)やクリス・ブライアント(カブス)などリーグを代表する一塁手や三塁手たち5人が名を連ねている。