MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

レッドソックス吉田正尚が初のAL週間MVP

 

MLB2023年レギュラーシーズン6週目の週間MVPが発表され、ア・リーグ(AL)は吉田正尚外野手レッドソックス)、ナ・リーグ(NL)はショーン・マーフィー捕手(ブレーブス)が選出された。

 

 

MLB2023  Weekly MVP

 

 

 吉田正尚AL週間MVP 
 

 

当然かもしれない。吉田はこの期間、6試合に出場して12安打を放ち、打率.480、二塁打2、本塁打2、打点8、出塁率.519、長打率.800、OPS1.319の猛打で、一時は1割台だった打率をリーグ5位の.321まで急浮上させてきた(日本時間5月8日時点)。
 
 
開幕前の前評判は高くなかったレッドソックスも日本時間5月7日まで8連勝。吉田のバットが連勝に貢献していることは言うまでもない。

 

 

吉田には5年9000万ドル(約120億円)の大型契約が合意した際に一部から批判の声もあったが、そうした雑音は自らのバットで鳴りやませた。

 

最近では、日本球界最高の打者だった吉田に称賛する声が多くなってきたように感じる。

 

MLB公式サイトによるとレッドソックスの選手による週間MVPはアダム・デュバル(第1週)に次いで2人目。

 

ただし、デュバルは左手首の骨折で離脱し、60日間の負傷者リストに入っているので、吉田には無事にシーズンを乗り切ってほしい。

 


 
 

一方、NLで選出されたマーフィーは8試合に出場し、打率.360(25打数9安打)、二塁打2、本塁打3、1打点12、出塁率.515、長打率.760、OPS1.275の成績。


マーフィーは、ブレーブスの捕手としては2013年7月のブライアン・マッキャン以来の同賞受賞。

 

マーフィーも吉田と同じ新加入の選手でブレーブスの編成が成功していることを感じさせる今回の受賞だ。