岩隈久志、本領発揮の修正能力
味方の拙守で3失点も動じなかった精神力
マリナーズの岩隈久志投手が7日(日本時間8日)、本拠地でのレンジャーズ戦に先発し、7回被6安打、3失点、6奪三振、無死球のQSで3勝目(2敗)を挙げました。
1回と2回で52球。立ち上がりからレンジャーズ打線に粘られてどうなることかと思いました。
試合後のコメントで「途中から相手も早打ちしてくることは、ある程度わかっていた」と冷静さを失うことはありませんでした。
5回は1番から始まる上位打線を三者凡退。6回も危なげなく無失点で切り向ける。
7回のマウンドにも上がった岩隈は、8番から始まるレンジャーズ打線を落ち付いて三者凡退。メジャー最多となる118球を投げ抜き、与死球1、失点3、ゴロ率71.4%の内容で、防御率を4.41としました。
5回以降は、ほぼ完璧な内容
2回に2点、4回に1点の失点も、地元メディアは「彼のせいではない」と擁護。メジャー自己最多の118球を投げきり、チームを4-3の勝利に導いた右腕を称えています。
米TV局のCBSスポーツも「マリナーズ先発のヒサシ・イワクマ、金曜日の勝利でいまだ力強し」と題した記事を掲載。右広背筋の炎症で離脱していた右腕が、7月6日に復帰してから好投を続けていることを紹介しています。