MLB メジャーリーグ物語

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岩隈初勝利!敵将マイク・ソーシアも脱帽の快投!!

マリナーズ岩隈久志投手が現地11日、ホームであるセーフィコ・フィールドでの同地区対決エンゼルス戦に先発。

 

8回、101球、被安打3、無失点、6奪三振、2四球と快投し、昨年9月26日のエンゼルス戦以来、約9か月半ぶりの白星を挙げた。

 

岩隈の今季初勝利とその投球を同僚は絶賛。サイ・ヤング賞候補にノミネートされた2013年の好調時に戻ったとも評されていることを地元紙「ニュース・トリビューン」が報じている。

 

初回こそ満塁のピンチがあって、ライトのクルーズのファインプレーに助けられたものの今季初めて真骨頂の“粘り”を見せた。

 

ボールを低めに集め、2回以降は2安打1四球。4回2死からは13人連続アウトに仕留める圧巻のピッチングで、5回から8回にかけての4イニングは、低めにボールを集め、ストライクゾーンを縦横プラス奥行きも使った岩隈好調時の立体的なピッチングを披露した。

 

「ニュース・トリビューン」によると、女房役のズニーノは「彼の2013年の姿に近かった。ボールを低く抑え、シンカー(ツーシーム)も良かった。スプリットもある。スライダーもカーブも、今日は全てが偉大だった」と絶賛していたという。

 

また、岩隈に抑え込まれたエンゼルスの名将マイク・ソーシア監督が脱帽していたことも紹介。

 

「試合が進むと少しずつ彼のボールも良くなっていった。球速も上がった。ゲームが進むにつれて、彼はいいシンカーを我々の右打者に投げ込んできた」敵将は試合後、このように語ったという。

 

右広背筋の炎症で故障者リストに入るなど出遅れた感のある岩隈ですが、敵将から賞賛を浴び、会心のピッチングで同僚の信頼を取り戻した。